困っている人VPNって便利そうだけど、使うのは違法じゃないの?海外旅行先でVPNを使いたいけど、国によっては規制があるって本当?
結論、日本ではVPN利用は合法です。
ただし、VPNを使っても不正アクセスや違法ダウンロードはNGなので気をつけましょう。
この記事では、VPN利用歴7年の僕が、日本と海外でのVPN規制について超わかりやすく解説します。
・日本でのVPN利用は合法
・VPNが規制されている国リスト
・旅行・赴任前に確認する手順
VPNは、インターネットを安全に使ったり、海外コンテンツを見られるようにしたりできる便利なツールです。
規制されている国や地域を知り、トラブルを避けながら利用していきましょう。
日本でのVPN利用は合法


日本では、個人や会社がVPNを使うことは合法です。
VPNは通信を暗号化し、公衆Wi-Fiを安全に使ったり、会社のネットワークへ接続したりするためにも使われています。
- 公衆Wi-Fiで通信経路を保護する
- 会社の許可を得て社内ネットワークへ接続する
- 自分の通信を第三者から読み取られにくくする
IPAのテレワークに関する案内でも、公衆Wi-Fiでは必要に応じて信頼できるVPNを使うよう紹介されています。
VPNが合法でも、VPN経由の不正アクセスや違法ダウンロードまで合法になるわけではありません。
VPNの仕組みから知りたい人は、VPNとは?仕組み・メリットを初心者向けに解説をご覧ください。
VPNを使う前に確認したい5つのポイント


VPNを安心して使うには、次の5つを確認すればOKです。
| 確認すること | 見るポイント | 例 |
|---|---|---|
| VPN利用 | 利用する国でVPNが認められているか | 日本での一般利用は合法 |
| VPNで行うこと | その行為が法律に反しないか | 不正アクセス、著作権侵害、賭博 |
| サービスの規約 | VPNや海外利用の条件があるか | 動画配信、ゲーム、決済サービス |
| 会社・学校のルール | 私物VPNを使ってよいか | 業務端末、学内Wi-Fi |
| 海外の規制 | 旅行先でVPNが規制されていないか | サービス遮断、ログ保存、事業者認可 |
日本でVPNを使うのは合法ですが、使い方や旅行先によっては注意が必要です。
迷ったら、「VPNなしでも、その行為をしてよいか」と考えるとわかりやすいです。
VPNを使っても違法になる行為


VPNは通信を暗号化し、接続先に見えるIPアドレスを変えるツールです。
違法行為を合法にする機能ではないため、次の3つはVPNを使ってもNGです。
- 他人のID・パスワードを無断で使う不正アクセス
- 海賊版だと知りながら行う違法ダウンロードや無断共有
- 日本国内からオンラインカジノへ接続して行う賭博
問題になるのはVPNの使用ではなく、そのVPNで何をしたかです。
①:他人のアカウントや機器へ不正にアクセスする
他人のIDやパスワードを勝手に使う不正アクセスは、VPNを経由しても違法です。
不正アクセス行為の禁止等に関する法律は、対象となる行為を定めています。
他人のアカウントや、許可されていない機器へ接続しないでください。
業務システムへ接続する場合も、自分に付与された認証情報と会社指定のVPNだけを使うのが基本です。
②:違法ダウンロードや無断アップロードを行う
VPNを使っても、海賊版のダウンロードや無断アップロードは認められません。
文化庁の公式FAQでは、違法だと知りながらダウンロードすると、私的使用でも違法になり得ると説明しています。
P2PやTorrent自体は違法ではありませんが、アプリによってはダウンロードと同時にファイルを共有します。
配布してよいと確認できないファイルは扱わないでください。
③:日本国内からオンラインカジノで賭博する
VPNで海外サイトへ接続しても、日本国内からオンラインカジノで賭博するのは違法です。
警察庁は、海外で合法的に運営されるオンラインカジノでも、日本国内から接続して賭博を行うことは犯罪だと案内しています。
VPN上の接続国ではなく、実際にどこから利用したかで考えましょう。
VPNで海外動画を見るときは利用規約も確認する


日本でVPNを使って海外動画を見ること自体は、直ちに違法になるわけではありません。
ただし、動画配信サービスごとに、VPN接続や海外利用のルールがあります。
Netflix・Disney+・U-NEXTは公式条件を確認する
Netflix、Disney+、U-NEXTは、配信地域やVPN接続について公式ルールを設けています。
| サービス | 公式案内の要点 | 読者が確認すること |
|---|---|---|
| Netflix | VPN利用中は世界配信権のある作品だけになる場合がある | プランと作品の対応状況 |
| Disney+ | 提供地域とサービスへのアクセス条件を規約で定めている | 利用場所と契約地域 |
| U-NEXT | 国内向けサービスで、VPN利用時は切断を案内している | 海外利用とVPN接続の扱い |
公式案内は、Netflix、Disney+、U-NEXTで確認できます。
動画が再生できても、サービスの利用条件を満たしているとは限りません。
地域によって動画が見られない仕組みは、ジオブロックとは?仕組みと確認方法で解説しています。
航空券・ゲーム・P2Pは目的ごとに条件を確認する
VPNを使う目的によって、確認するルールは変わります。
- 航空券・買い物:表示条件、居住地、決済条件、サイト規約を確認する
- オンラインゲーム:地域、アカウント共有、アンチチートの規約を確認する
- P2P:扱うファイルの権利とアップロード動作を確認する
航空券の価格差は、VPNで航空券が安いのは本当?条件と注意点で詳しく解説しています。
VPNが規制されている主な国


海外には、VPNやインターネット接続が規制されている国があります。
旅行者が知っておきたい主な5か国を、わかりやすく整理しました。
| 国 | 主な規制 | 旅行者が気をつけること |
|---|---|---|
| 中国 | 通信や越境接続が強く規制され、VPNが使えない場合がある | 現地で使えることを前提にしない |
| ロシア | VPNサービスの遮断や、特定コンテンツへのアクセス規制がある | VPNアプリだけでなく閲覧先も確認する |
| UAE | 犯罪目的のIP偽装や禁止コンテンツへの接続が規制される | 利用目的と閲覧内容に注意する |
| トルコ | 一部のサービスやコンテンツが遮断されることがある | 旅行直前の規制状況を確認する |
| インド | 消費者向けVPN事業者に顧客情報やログの保存ルールがある | 利用するVPN会社の方針を確認する |
規制内容は変わることがあるため、出発前に現地当局や在外公館の最新情報も確認しましょう。
①:中国では使えるVPNサービスが限られる
中国ではインターネット規制が強く、VPNや関連サービスへ接続できないことがあります。
中国工業和信息化部の通知では、無許可でVPNなどを使った越境通信事業が規制されています。
旅行者の一般利用と、無許可で通信サービスを提供する事業は同じではありません。
中国での接続事情は、中国で使えるVPNの選び方と注意点で詳しく解説しています。
②:ロシアではVPNサービスや閲覧先が制限される
ロシアでは、一部のVPNサービスや禁止コンテンツへのアクセスが規制されています。
ロシア下院の公式説明では、VPN利用自体は禁止されていません。
ただし、VPNを使って規制対象の情報へアクセスする行為は別に問題となるため、閲覧先にも注意が必要です。
③:UAEでは犯罪目的のIP偽装が違法
UAEでは、会社や銀行が業務でVPNを使うことは認められています。
一方、連邦令法34号では、犯罪や発見逃れを目的としたIPアドレスの偽装が規制されています。
旅行者が通常の通信保護に使うケースと、犯罪目的の利用を混同しないことがポイントです。
④:トルコでは一部サービスが遮断されることがある
トルコでは、一部のWebサービスやコンテンツが一時的にブロックされることがあります。
公式法令情報では、コンテンツ削除やアクセス遮断のルールが定められています。
一般的なVPN利用が全国で禁止されているわけではありませんが、旅行直前の規制状況は確認しておきましょう。
⑤:インドではVPN事業者にログ保存ルールがある
インドでは、消費者向けVPN事業者に顧客情報やログの保存ルールがあります。
CERT-Inの公式FAQでは、一般利用者向けVPNと会社用VPNが分けて説明されています。
VPN利用そのものは禁止されていません。
プライバシーを重視する人は、VPN会社の拠点とログ方針も確認しましょう。
海外旅行・赴任前にVPN利用を確認する3ステップ


海外でVPNを使う予定なら、出発前に次の3ステップを確認しましょう。
①:現地のVPNルールを調べる
まずは、旅行先でVPNが規制されていないかを調べます。
- 現地政府・通信規制当局の公式ページ
- 外務省・在外公館の安全情報
- 勤務先・学校のIT利用規程
情報が見つからない場合は、在外公館や勤務先へ確認すると安心です。
②:使うサービスの規約を確認する
次に、VPN接続後に使う動画、ゲーム、銀行、仕事用サービスのルールを確認します。
- 提供地域と契約地域が一致しているか
- VPN・プロキシ接続への制限があるか
- 会社や学校が指定するVPN以外を使ってよいか
VPNが合法でも、サービスの規約に反すると視聴制限やアカウント停止につながることがあります。
③:ルールの範囲でVPNを使う
現地の規制とサービス規約を確認できたら、その範囲でVPNを使いましょう。
- 警告やブロックが出たら無理に接続しない
- 会社端末では指定された企業VPNだけを使う
- 不明点は現地当局やサービスの公式窓口へ確認する
VPNがつながることと、現地で使ってよいことは別です。
警告が表示されたら、無理に使わず接続を止めてください。
日本で使うVPNを選ぶときのポイント


日本でVPNを使うなら、無料VPN、有料VPN、会社用VPNの違いを知っておきましょう。
| 種類 | 主な用途 | 確認するリスク |
|---|---|---|
| 無料VPN | 短時間の個人利用 | 運営主体、収益モデル、ログ、接続先、機能制限 |
| 有料VPN | 個人の継続利用 | 管轄国、ログ方針、返金条件、対応端末 |
| 企業VPN | 社内システムへの接続 | 会社指定端末、認証方法、情報持ち出し規程 |
無料VPNを使うときは、運営会社とデータの扱いを必ず確認してください。
詳しくは、無料VPNの選び方と危険性とVPNのセキュリティリスクと対策をご覧ください。
ここでは、通信速度、セキュリティ、日本語サポートの違いから3社を紹介します。
①:海外でも速度を重視するならExpressVPN
海外旅行中も通信速度を重視するなら、最初にExpressVPNを検討してください。


対応端末や同時接続台数など、契約前に知りたい基本情報は次のとおりです。
| サービス名 | ExpressVPN |
|---|---|
| 接続先 | 100か国以上 |
| 同時接続 | ベーシック10台 アドバンス12台 プロ14台 |
| 対応端末 | Windows・Mac・iPhone・Android・Linux・テレビ・ルーターなど |
| 主な機能 | AES-256暗号化・Lightway・キルスイッチ |
| 返金保証 | 初回契約は30日間 公式サイトから購入した場合。購入経路などで条件が異なります。 |
続いて、ベーシックの料金と初回の請求総額を比べましょう。
| 契約期間 | ベーシックの料金 |
|---|---|
| 1か月 | 月2,480円 |
| 1年+3か月 | 月780円 (1年+3か月総額11,700円) |
| 2年+4か月 | 月480円 (2年+4か月総額13,440円) |
| 初回期間後の更新 | 年14,999円 |
キャンペーンや購入経路で条件が変わるため、申し込み画面で契約期間・請求総額・更新額を確認してください。
日本サーバーへ接続したときの速度は、同じPCと回線で次のように計測できました。


下り95.34Mbpsだったため、今回の3社ではもっとも速い結果です。通信環境で数値は変わりますが、速度を優先する人の判断材料になります。
\ 対応端末・接続先・契約条件を公式情報で確認 /
申し込む前に、渡航先・利用端末・初回総額・更新条件を公式画面で確認してください。
口コミや詳しい使用感は、ExpressVPNの評判でまとめています。
②:セキュリティと料金を比べるならNordVPN
セキュリティ機能と料金のバランスを重視するなら、NordVPNが選びやすいです。


同時接続台数や対応端末など、基本情報を先に確認しておきましょう。
| サービス名 | NordVPN |
|---|---|
| 接続先 | 224か所以上 |
| 同時接続 | 最大10台 |
| 対応端末 | Windows・Mac・iPhone・Android・Linux・テレビ・ブラウザなど |
| 主な機能 | NordLynx・キルスイッチ・脅威対策 |
| 返金保証 | 初回契約は30日間 |
ベーシックの料金は、契約期間が長いほど月あたりの負担を抑えられます。
| 契約期間 | ベーシックの料金 |
|---|---|
| 1か月 | 月2,280円 |
| 1年 | 月880円 (1年総額10,560円) |
| 2年+3か月 | 月580円 (2年+3か月総額15,660円) |
| 初回期間後の更新 | 年21,960円 |
税の適用や申し込み画面によって条件が変わる場合があります。契約前に請求総額と更新額を確認してください。
日本サーバーへ接続したときの実測結果は、次の画像で確認できます。


下り80.41Mbpsで、動画視聴や普段のWeb利用には十分な速度でした。速度だけでなく、機能と料金をまとめて比べたい人に向きます。
\ 機能・対応端末・契約条件を公式情報で確認 /
申し込む前に、税を含む請求総額・更新条件・対応端末を公式画面で確認してください。
利用者の評価と詳しい機能は、NordVPNの評判で確認できます。
③:日本語サポートを重視するならMillenVPN
日本企業の運営と日本語サポートを重視するなら、MillenVPNがわかりやすい選択肢です。


国内企業の運営、接続先、対応端末などの基本情報を確認しましょう。
| サービス名 | MillenVPN |
|---|---|
| 運営会社 | アズポケット株式会社 |
| 接続先 | 世界140か所以上・2,000台以上 |
| 同時接続 | 無制限 公正利用ポリシーの範囲内 |
| 対応端末 | Windows・Mac・iPhone・Android・Fire TVなど |
| 返金保証 | 初回の1年・2年プランは30日間 ワンタイムプランなどは対象外です。 |
短期のワンタイムプランと、1年・2年のサブスクプランから選べます。
| 契約期間 | 料金 |
|---|---|
| 7日 | 総額638円 |
| 15日 | 総額1,078円 |
| 30日 | 総額1,738円 |
| 1年 | 月594円 (1年総額7,128円) |
| 2年 | 月396円 (2年総額9,504円) |
| 2年プランの更新 | 月1,045円 (2年総額25,080円) |
1年・2年プランは自動更新です。申し込み画面で初回総額と更新額を確認してください。
日本サーバーへ接続したときの速度は、同じPCと回線で次のように計測できました。


下り63.71Mbpsで、普段のWeb利用や動画視聴に使える結果でした。速度最優先ではなく、日本語で契約や相談を進めたい人に向きます。
\ 利用期間・対応端末・契約条件を公式情報で確認 /
契約前に、利用期間・初回総額・更新額・返金対象のプランを公式画面で確認してください。
詳しい機能と注意点は、MillenVPNの評判で解説しています。
VPNの違法性についてよくある質問


VPNの違法性や海外利用について、よくある疑問へ簡単に回答します。
旅行先のルールがわからない場合は、在外公館や勤務先へ確認しましょう。
まとめ:日本でのVPN利用は合法。海外では規制を確認しよう


日本でVPNを使うことは合法です。
安全な通信や海外コンテンツへのアクセスなど、ルールを守れば便利に活用できます。
- 日本でのVPN利用は合法
- VPNを使っても不正アクセス・著作権侵害・賭博は認められない
- 海外動画を見るときはサービスの利用規約も確認する
- 中国・ロシアなど、VPN規制がある国も存在する
- 旅行・赴任前は現地の最新ルールを確認する
日本では安心して使えますが、海外では国ごとのルールを確認してから利用しましょう。









