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『経営戦略原論(琴坂将廣著)』の要約レビュー

悩んでいる人
悩んでいる人

著名人や身近な尊敬できる人、本やYoutubeからインプットをしているはずなのにイマイチ行動を起こせない。

ダイエット始めよう、英語の勉強はじめようと思ったけど、頓挫した。

こんなお悩みを解決します。

今回は慶應義塾大学の琴坂将廣准教授の著書『経営戦略原論』からみる、行動を起こすための方法論を説明します。

『経営戦略原論』とは?
Amazonの内容紹介

有史以前からまだ見ぬ近未来まで――
経営戦略の系譜をたどり、実践と理論の叡智を再編する

実学としての経営戦略は「最適な処方箋」を、社会科学としての経営戦略は「普遍的な法則性」をそれぞれめざしてきた。

本書では、この2つの異なる方向性をそれぞれ概観することで、経営戦略を理解し、実践するために必要となる根源的な知見を幅広く提供する。この両者を1つの筋道に収めたことこそが、本書の挑戦である。

Amazon 本文紹介より

要するに、学術的研究と実践的応用の両方を通して経営戦略の理解を深め、実戦のための示唆を提供しようといった著作なのです。

実際に読んでみると、難しい理論の説明もあるのですが、歴史的な背景とともに理論のアップデートをわかりやすく解説されているのでとても腑に落ちます。

この記事の結論をチェック✔️

「行動」を起こすためには「因数分解」が必要。
「行動」 = 「時間軸」 × 「具体性」 × 「外部環境」 × 「内部要因

※外部要因(文化・政治・地理・経済・家族など)
※内部要因(身体・金銭・スキル・人脈など)

『経営戦略原論』からみるあなたが行動を起こせない原因

今回はこの著作の中に出てくる、

「理解」「判断」「行動」

という戦略フレームワークを生かすための3つのステップをもとに、「行動を起こせない原因」「どうすれば行動を起こせるのか?」という処方箋を探っていきます。

著者の琴坂氏は慶應義塾大学の准教授であり、数社の外部役員・顧問なども兼任されています。

以前、琴坂氏が立命館大学にいらっしゃったときに、講義を受講していましたが、とても明瞭な説明でわかりやすかった記憶があります。

アクションを起こす「理解・判断・行動」の3ステップ

優れた事業戦略の要素を3つに要素分解したものである。優れた事業戦略は「理解」「判断」「行動」の3つの要素が正しく結びついている。
ー 『経営戦略原論』(琴坂)第6章から引用

本来は、上記のように組織が戦略(特定の組織の目的を達成するための道筋)フレームワークを生かすための3つのステップの意味で使われています。

基本的には下の図のような流れで構成されていて、よく見るとあたりまえのことを言っています。

「理解」「判断」「行動」の要素説明
「理解」「判断」「行動」の要素説明

よく外部の環境を調べて理解して、自分の強みをいかして他者への優位性を獲得できる判断をしましょう。大事なのは判断したことを具体的に行動に落とし込むこと。

同じ判断を下しても、行動の仕方によって結果に差が出ますよ。

僕は上記のように解釈しています。

「理解」と「判断」がポイント

「理解」と「判断」
「理解」と「判断」

行動を起こそうとする人は「行動」の部分ばかりに目がいってしまいますが、ここで重要なのは「理解」と「判断」になります。

なぜなら、外部の環境や状況をよく「理解」して、内部(自分のこと)の強みを活かし優位性を獲得できる最善の「判断」をしないと、どんな「行動」をとるべきか分からないからです。

軽視しがちな「理解」と「判断」ですが、一番時間をかけるべきはこの2つだと思っています。自分の外と内について、事実ベースで理解しなければならないのは手間がかかります。

外部については、ググったり本や論文を読んだり大量にインプットすることで、違いを理解できます。事実だけでなく、事実の背景にある要因や構造をできる限り理解するのは、理論的にわかっていても大変な作業です。

内部については、過去の経験や、現在持っているスキルなどから、できるだけ強みを生かせることを探します。本書では企業組織に的を絞っていますが、個人の場合、特段スキルや優位性が見つけられないケースもあるでしょう。

※個人の場合、重要なファクターとして内発的動機があげられますが、後日また記事にしたいと思いますので、そちらにまわします。

また、「判断」するということは「行動」プロセスへの移行を示しているため、やりたくないからやめるといった、人間の非合理的な要因による離脱を防ぐための施策まで考慮しているか、覚悟を持つ必要があると思います。

「行動」のキープロセス

  • 事実の背景にある要因と構造まで理解すること。
  • 自分の強みや内発的動機をいかして優位性を獲得できる最善な判断をすること。
  • 心理的な要因で離脱しないための施策をうち、判断には覚悟を伴わせること。

「行動」は要素分解することで起こせる。

「理解」と「判断」のプロセスが完了すると、いよいよ「行動」のプロセスに入ります。

この段階までで、「行動」を起こすための下準備は整っているので、あとは「行動」という抽象度の高い概念を、わかりやすく因数分解していきましょう。

「行動」の要素分解

行動 = 時間軸 × 具体性 × 実現可能性

実現可能性についてはまだ分解が可能です。

実現可能性 = 外部要因 × 内部要因

※外部要因(文化・政治・地理・経済・家族など)
※内部要因(身体・金銭・スキル・人脈など)

式に実現可能性を代入すると、、、

行動 = 時間軸 × 具体性 × 外部環境 × 内部要因

となります。

おそらく、今まで「行動」を起こせなかった人のほとんどは、具体性(何をするか?)ばかり考えていて、時間軸(いつするのか?)や内部・外部環境を考慮できていなかったのかもしれません

会社が、学校が、親が、友だちが、、、

といった理由や、

お金が、スキルが、経験が、、、

といった理由は自分の所属している環境と、とりたい「行動」のミスマッチが起きていますので、環境を変えるかちがう「行動」をとるかすべきかと思います。

やりたいことを実現するために、この因数分解を活用すれば「行動」を起こすことができます。

「行動」を起こすなかで、壁にぶつかることもありますが、「理解」へと戻って状況を把握してアプローチ方法を柔軟に変えていけば、達成したいことに近づけるはずです。

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今回は以上です。

行動を起こして人生を豊かにしていきましょう。

ではでは。

  • この記事を書いた人

Tsuzuki

ブロガー【経歴】立命館大学 ▶︎IT企業でWebマーケター ▶︎ Tsuzuki Blog (最高月34万PV / 380万円)運営 ▶︎ ブログゼミ創設 ▶︎ 2020年5月に独立 ▶︎ 関西で妻と暮らしてます ● SEO・ブログ・アフィリエイトが好き ● 北海道出身の29歳

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