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『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』(ふろむだ)の要約まとめ

2019年2月11日

『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』
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本の要約を知りたい人

ふろむだ著の『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』の要約を知りたい。

こんな疑問にお答えします。

本書は伝説のブログ「分裂勘違い君劇場」の著者ふろむだ氏による処女作となっています。

ふろむだ氏はブログの運営以外にも、複数の企業を創業し、うち一つは上場を果たしている、実力者です。

『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』は、大学で心理学を学んでいた、著者ふろむだ氏がビジネスの現場や「分裂勘違い君劇場」で感じた、「思考の錯覚」の謎を解き明かし、騙されないようにするために執筆された1冊です。

すでに10万部を突破しており、オリコン週間BOOKランキング自己啓発ジャンルで1位を獲得しているベストセラーブックです。

この本を読むべき人
  • 世の中は実力がある人が成功すると思っている方。
  • まわりに「なんであんな奴が評価されるんだ?」と思う人がいる方。
  • 「錯覚資産」を手に入れて人生を有利に進めたい方。

今回は4つの要約で本書をまとめています。

ご自身の興味のあるところから読んでみてください。

それではいきましょう。

要約①:「勘違いさせる力」の正体は「錯覚資産」

「勘違いさせる力」の正体は「錯覚資産」

本書のタイトルでもある人生を決める「勘違いさせる力」とは何かご紹介します。

「勘違いさせる力」=「錯覚資産」

「勘違いさせる力」の正体は、「錯覚資産」と呼ばれる資産のことです。

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人生は実力派

「錯覚資産」ってなに? 人生はやっぱり実力で決まるよ。
だって成功者は実力あるもんね。

本書では以下のように説明されています。

錯覚資産とは、

「他人が自分に対して抱く、自分に都合のいい錯覚」のことだ。

なぜ、錯覚資産が重要なのかというと、それが、成功と失敗を分ける、極めて大きな要因だからだ。

出典元:『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』 p.317より

私たちは日常を生きる中で、他人や自分に対していろんなイメージを持っています。

行動経済学と心理学によると、私たちが他者に対してなんらかのイメージを抱くとき、「認知バイアス」によって錯覚が引き起こされていると証明されています。

例えば、

「朝にグレープフルーツを食べると健康にとても良い。」

「明日からグレープフルーツを朝ごはんにすべきだよ。」

ということをソフトバンクの孫正義さんと、近所のおじさんが言っていたとしたら、どちらの言葉を信じますか?

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人生は実力派

そりゃ、もちろん孫さんだよ。
日本トップの実業家だからね。
きっと栄養にも詳しいはず。

でも、これっておかしくないですか?

全く同じことを言っているのに、言う人によって説得力に雲泥の差がつきますよね。

これが「錯覚資産」のパワーです。(本書では「ハロー効果」として紹介されています。)

つまり、「錯覚資産」を味方につけると、人生に追い風が吹いてきます。

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人生は実力派

そうなのか、、、実力だと思ってた。。。
じゃあ、錯覚資産はどうやって増やせばいいの?

要約②:「錯覚資産」を増やす方法

では、「錯覚資産」はどのように増やしていけばいいのでしょう?

本書には「錯覚資産」を雪だるま式に増やしていく方法が書いてあります。

ハロー効果と利用可能性ヒューリスティックが掛け算されると、極めて強力な錯覚資産になる。

出典元:『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』 p.320より

ここだけ読むと、抽象的で、専門用語もあって分かりにくいですよね。

ちょっと用語の説明します。

ハロー効果とは、先ほどの例のように、1つずば抜けて優れている属性(孫さんの場合はビジネス)があると認知すると、他の属性(今回の事例でいうと栄養学)も底上げして感じられること。

利用可能性ヒューリスティックとは、人間の脳がすぐに利用できる手持ちの情報だけで答えを出すこと。例えば、仮想通貨は儲かるらしいからよく分からないけど始めてみよう。みたいな感じです。

仕組みや構造、今後どうなるか勉強してから始めないと痛い目を見るかもしれませんよね。

もう一度、本書の言葉に戻ります。

「ハロー効果と利用可能性ヒューリスティックが掛け算されると、極めて強力な錯覚資産になる。」

つまり、自分のことを「ある属性でものすごく優れていると思われる」かつ「自分に都合のよい情報のみを相手に与える」ことで、「錯覚資産」を利用して人を動かすことができるというわけです。

なんとも恐ろしいパワーですね。

本書では「ハロー効果」「利用可能性ヒューリスティック」の他にも、色々な認知バイアスが分かりやすく紹介されています。

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人生は実力派

今までの常識が覆されそうだよ。

読みたくなってきた。。。

僕も思考の錯覚を利用できるようになりたい。

要約③:食欲でも睡眠欲でもない、性欲よりもはるかに切実な欲望とは?

とても気になる問いかけです。

僕は本書を読みはじめた際に、まずこの章を読みました。

結論からお伝えすると、食欲でも睡眠欲でもない、性欲よりもはるかに切実な欲望とは、「コントロール欲」のことです。

本書では、老人ホームでの実験を例に紹介されています。

人間は、何よりも「自分で物事をコントロール」したい生き物なのです。

だからこそ、人生は運で決まるという言葉には、どれだけ多くの証拠をつきつけられても人間は認めたくないと思うのです。

本書では、「成功は実力と努力でコントロール可能である」という幻想に浸れば浸るほど、逆に成功確率は下がっていくと紹介されています。

要約④:あなたは「思考の錯覚」を見破れるか

私たちを惑わせてくる認知バイアス、つまり「思考の錯覚」はどのように見破ればいいのでしょうか。

本書では、以下のように解決策が示されています。

要は、「一貫性、原因、結論」の3つを過剰に求める傾向に注意していれば、自分の思考の錯覚に気づいて修正しやすくなるし、他人の思考の錯覚を利用して、自分に有利に物事を進めることができる、というわけだ。

出典元:『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』 p.313より

「一貫性、原因、結論」とは、私たちの脳の持つ過剰性のことです。

脳の持つ過剰性について
  1. 一貫性:過剰に一貫性を求める。
  2. 原因:過剰に原因を求める。
  3. 結論:過剰に結論を急ぐ。

抽象的で分かりにくいですが、要するに「因果関係がハッキリしており、一貫したストーリーを提示されると、すぐに結論を出してしまう」という性質です。

詐欺師の多くは、「一貫性、原因、結論」という脳の性質を利用しています。

自分の「思考の錯覚」を見破り、有利に人生を進めるために「一貫性、原因、結論」を正しく理解しておくことが重要です。

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人生は実力派

思考の錯覚って怖いな。

ぼ、僕は絶対に騙されないぞ。

とりあえずこの本Amazonでポチっておこう。

あわせて読みたい関連書籍の紹介

ここまで要約を紹介してきました。

ここからは『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』と合わせて読むと、より理解が深まる関連書籍をご紹介します。

本書の中でも紹介されている書籍もあるのでチェックしてみてください。

関連書籍①:『ファスト&スロー』

内容紹介

我々の直感は間違ってばかり? 意識はさほど我々の意思決定に影響をおよぼしていない? 心理学者ながらノーベル経済学賞受賞の離れ業を成し遂げ、行動経済学を世界にしらしめた、伝統的人間観を覆す、カーネマンの代表的著作。2012年度最高のノンフィクション。待望の邦訳。

関連書籍②:『予想どおりに不合理』

内容紹介

行動経済学ブームに火をつけたベストセラー! 「現金は盗まないが鉛筆なら平気で失敬する」「頼まれごとならがんばるが安い報酬ではやる気が失せる」「同じプラセボ薬でも高額なほうが効く」――。人間は、どこまでも滑稽で「不合理」。でも、そんな人間の行動を「予想」することができれば、長続きしなかったダイエットに成功するかもしれないし、次なる大ヒット商品を生み出せるかもしれない!

[box class="box28" title="あわせて読みたい"] 『予想どおりに不合理』(ダン・アリエリー)の要約まとめ [/box]

関連書籍③:『明日のしあわせを科学する』

内容紹介

どうすれば幸せになれるのか、自分がいちばんよくわかっているはず――。と思いきや、がんばって就職活動したのに仕事を辞めたくなったり、生涯の伴侶に選んだ人が嫌いになったり。なぜ私たちは未来の自分の幸せを正確に予測できないのだろう?その背景にある脳の錯覚や妄想について、ハーバード大学の人気教授が心理学や行動経済学、脳科学を駆使して楽しく解き明かす! 『幸せはいつもちょっと先にある』改題。

本書を読んで人生を決めるパワー「錯覚資産」を手に入れましょう。

今回は以上です。

ではでは。

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