
ブログを始めて数記事を書いたけど、なかなか検索上位を取れずに悩んでいます。SEOで検索上位を取るための記事の書き方について教えてください!
こんな疑問にお答えします。
・検索順位がつく仕組みについて理解すべし
・検索上位を取るために重要なのは記事設計
・SEOで検索上位を取れない4つのパターン
・検索上位を取ることに関するよくある質問3つ

この記事を書いている僕は、ブログ歴2年。副業ブログのおかげでブロガーとして独立することができ、現在は当ブログで毎月100万円以上を稼いでいます。
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今回は、SEOで検索上位を取るための記事ライティングについて解説します。
Googleの検索エンジンの仕組みをご紹介しつつ、具体的にはどのように記事制作をすればいいのか分かりやすくお話する予定です。
ちなみに、当ブログは2019年からスタートしている比較的新しいブログですが、下記のようにSEOで1位を量産することができています。
後発のブログでも、本記事でご紹介するポイントを押さえれば検索上位を狙うことは十分にできますので、最後までじっくりと読んでみてください。
記事設計を中心に解説していきますが、この記事設計をする理由は「良質なコンテンツを練り上げるため」です。
上記のような前提を念頭に置きつつ、読んでみてください。
また、たまにTwitterなどで聞かれる「ドメインパワーが強くないと上位表示は無理ですか?」といった質問も記事の中で1つ1つお答えしていきます。

それでは、前置きはこの辺にしてさっそく始めます。
もくじ
まずは検索順位がつく仕組みについて理解すべし

Googleの検索エンジンで、どのように順位がつくのか仕組みを押さえておきましょう。
その①:クロール
その②:インデックス
その③:ランキング
1つずつ解説していきますね。
その①:クロール
クロール=巡回するという意味でして、Googlebotはリンクを辿って、世界中のWEBページを毎日のように巡回しています。
図にすると、上記のような感じですね。
まず、公開したWEBページをGooglebotというロボットに巡回してもらうことで、Googleに情報を取得してもらいます。
ちなみに、Googlebotは自動で巡回しており、僕たちがクロールの頻度や範囲などを強制することはできません。
クローラーはリンクを辿って巡回しているため、記事数が多かったり、他のサイトから被リンクをたくさんもらっているサイトはクロールされやすいと言えます。
その②:インデックス
インデックスとは、クロールして集めた情報をデータベースに保存する処理のことです。
図にすると、上記のような感じですね。
WEBページの情報がインデックスされる際に、
- ページに含まれるキーワード
- ページを公開してからの経過時間
といった、ページに関する様々な情報も一緒に保存されます。
ちなみに、インデックスされているか確認する方法は、サーチコンソールの「URL検査」に確認したページのURLを打ち込むと確認できます。
上記のように、「URL は Google に登録されています」と表示されていればインデックスされているということになります。
※もしインデックスされていなければ、「インデックス登録をリクエスト」をクリックすることで優先的にインデックスされるように申請できます。


記事公開ごは、上記のような感じでインデックス申請をリクエストしましょう。
その③:ランキング
ランキングとは、インデックス(保存)されたページを順位づけすることです。
図にすると、上記のような感じですね。
Googleは順位づけをするランキングアルゴリズムに、変数としてランキングシグナル(評価要素)という要素を与えています。
簡単にいえば、評価軸みたいなものでして、何百もある評価軸を通してページの評価をしていると思っていただければOKです。
ちなみに、この評価要素は200以上あると言われますが、おそらく現在ではもっと多くの要素が加わっているので、中身はブラックボックスになっています。
このような3つの手順で、SEOの検索順位が決定されることを覚えておきましょう。
余談ですが、Googleのアルゴリズムを読んで手を打とうとする人がいますが、無理ゲーだと思います。なぜなら、数百のランキングシグナルは常に追加されていくからですね。

SEOで検索上位を取るために重要なのは記事設計【具体例あり】

SEOで検索上位を取れるかどうかは、ライティング前の記事設計の段階でほとんど決まります。
ですので、下記の3ステップを理解して、万全な記事設計をしていきましょう。
ステップ①:キーワード選定
ステップ②:検索意図の洗い出し
ステップ③:構成案で階層構造を作る
1つずつ解説していきます。
ステップ①:キーワード選定
キーワード選定とは、ユーザーが検索するキーワードを先回りして予想しておくことです。
どうしてキーワード選定をするのかといえば、Googleにインデックスされた情報が、キーワードに合わせてランキング化されて検索結果に表示されるからですね。
例えば、 [ 筋トレ 食事 コンビニ ] というキーワードの検索結果がこちら。
※今回は、「キーワード選定→検索意図を考える→記事構成を考える→コンテンツを作る」と言う大きな流れを説明するための事例として、上記のキーワードを取り上げています。考え方の枠組みをインプットしていただくことが目的ということをご理解ください。
検索上位を狙うためには、事前に [ 筋トレ 食事 コンビニ ] と検索されることを予想して、ユーザーの知りたいことにドンピシャで答える記事を用意する必要があります。
そのため、まずはどんなキーワードを狙うか決めましょう。
キーワード選定の方法については、SEOキーワード選定の方法を4つの手順で解説【選び方のコツ】にて解説しています。
ステップ②:検索意図の洗い出し
キーワードを決めたら、検索意図の洗い出しをします。
検索意図とは「ユーザーが検索結果から得たいニーズのこと」でして、ユーザーが何を知りたいか明確化するステップです。
✔︎ [ 筋トレ 食事 コンビニ ] の検索意図
- 顕在ニーズ:コンビニで買える、筋トレに向いている食事を知りたい。
- 潜在ニーズ:筋トレに効く栄養補給の手段を、手軽に入手したい。
ちょっと分かりにくいかもしれませんが、検索意図には2つのニーズがあります。
✔︎ 顕在ニーズと潜在ニーズ
- 顕在ニーズ:ユーザー自身が気づいているニーズ
- 潜在ニーズ:ユーザー自身も気づいてないニーズ
2つの説明としては上記ですね。
例えば、 [ 筋トレ 食事 コンビニ ] というキーワードでいえば、「手軽に、筋トレに最適な食事を手に入れたい」というのが潜在的なニーズとなるはずです。
どうしてそう言えるかといえば、 [ コンビニ ] というキーワードが入っているからです。
コンビニの本質的な提供価値である「ほしいものが手軽に、簡単に手に入る」というニーズが眠っていると予想できますね。
詳しくは、SEOで検索意図が重要な理由とは?【調べ方・記事に活かす方法も解説】で解説しています。
ステップ③:構成案で階層構造を作る
キーワードが決まって検索意図を洗い出したら、記事構成案を作っていきましょう。
構成案を作るときに大事なことは、階層構造を作ることですね。
例えば、 [ 筋トレ 食事 コンビニ ] というキーワードを狙おうとした場合、下記のようになるはずです。
かなりざっくりで申し訳ないのですが、上記のような階層構造を意識して構成案を作ることで、記事のクオリティが上がります。
✔︎ 階層構造がしっかりしてる例
H2 筋トレに効くおすすめサプリ
H3 サプリA
H3 サプリB
H3 サプリC
✔︎ 階層構造が崩れている例
H2 筋トレに効くおすすめサプリ
H3 サプリA
H3 フルーツB ←サプリじゃない
H3 サプリAの飲み方のコツ ←サプリの飲み方を説明してしまっている
ブログの階層構造は、意外と崩れている人が多いので注意です。
上位構造と下位構造を組み合わせて、ブログの階層構造を作っていきましょう。
構成案の作り方については、ブログの構成案をつくる手順6つと注意点3つ【実例公開】をご覧ください。
検索上位を目指すための記事設計は上記の3点ですが、具体的な記事ライティングの方法については、下記の記事が参考になると思います。
ぶっちゃけ、ライティングに関しては正解がないので慣れるのが最適解です。
SEOで検索上位を取れない4つのパターン

続いては、検索上位を取れないパターン4つをご紹介します。
その①:キーワード選定できていない
その②:検索意図が満たされていない
その③:YMYLジャンルで記事を書いている
その④:競合性の高いキーワードを狙っている
その①:キーワード選定できていない
キーワード選定をしないで記事を書いても、SEOで上位表示することはできません。
なぜなら、SEOとは狙ったキーワードにおいて検索上位を獲得する技術のことだからですね。
例えば、当ブログでいえば下記のようなブログ報告レポートは、キーワード選定をしていない記事なのでSEO上位を狙うことは難しいです。
上記カテゴリーの目的は、当ブログのことをすでに知っているユーザーさん向けの記事なので、検索流入がなくてもOKという判断にしています。
1キーワード1記事の原則を前提に、記事を書いていきましょう。
その②:検索意図が満たされていない
2020年現在ですと、検索意図を満たせていない記事で上位表示するのは難しいです。
特に、顕在ニーズと潜在ニーズの両方を満たすようにするのが超重要でして、記事設計に時間がかかったとしても2つのニーズを満たす記事を作りましょう。
例えば、「転職時の面接のコツ」について記事を書くとき、面接のコツだけ書いても上位表示は難しいという感じですね。
検索意図を満たせる記事を書くのが肝要です。
その③:YMYLジャンルで記事を書いている
YMYLとは、「Your Money or Your Life」の略語でして、健康・お金といった人生に大きな影響を与えるジャンルのことを指しています。
>> 医療や健康に関連する検索結果の改善について(外部リンク)
具体的には、健康ジャンルだと「健康食品系」や「病気系」、お金ジャンルだと「クレジットカード系」「投資系」などでアフィリエイトサイトが大きく順位下落しています。
このジャンルで書くときは、狙いたいキーワードで検索をかけて上位が公式HPや公的機関ばかりだと、厳しいと判断してもいいかもしれません。
その④:競合性の高いキーワードを狙っている
Googleキーワードプランナーというツールで、「競合性」が「高」のキーワードは、他のサイトもよく狙っているので上位表示の難易度は高いです。
例えば、上記のような [ 転職サイト おすすめ ] とかはレッドオーシャンなキーワードでして、企業サイトもゴロゴロいるのでかなり厳しい戦いとなります。
まずは競合性が「低」「中」あたりのキーワードを狙いながら書いていくのがおすすめです。
特に、初心者のうちは2語・3語を組み合わせるロングテールキーワードで上位表示をする訓練をしてくのが大事ですね。
>> ロングテールキーワードの選び方のコツを解説【SEO対策】
検索上位を取ることに関するよくある質問3つ

最後に、SEOで検索上位をとる上で、よく聞かれる質問に回答していきます。
・ドメインパワーが強くないと上位を取れないの?
・○○○○文字以上書かないと上位を取れないの?
・サイト表示スピードが遅いと上位を取れないの?
1つずつ、サクッと答えていきますね。
ドメインパワーが強くないと上位を取れないの?
キーワードの競合性によりますね。
ドメインパワーとは検索エンジンから、ドメインに対してどんな評価を受けているかを示す指標のことです。
しかし、ドメインパワーが高くてもコンテンツが悪ければ上位表示できないので、コンテンツの質を重視して勝負していきましょう。
ドメインパワーを測るツールとして、代表的な2つを上げておきます。
当ブログのドメインパワー:24
当ブログのドメインパワー:51.4
2つのサイトで大きく異なるのですが、ドメインパワーが強いサイトというのは、Mozでいえば40以上、アクセスSEO対策ツールズでいえば60以上といった感じです。(肌感)
とはいえ、ドメインパワーは、冒頭でご紹介したGoogleのランキングシグナル(評価要素)の数ある要素の1つに過ぎないので、一喜一憂せずに記事を書いていきましょう。
>> SEOで重要なドメインパワーを上げる方法について(外部リンク)
○○○○文字以上書かないと上位を取れないの?
こちらは、検索意図によります。
ユーザーの検索意図によっては1記事の最適文字数が1万文字のときもあれば、2,000文字の時もあるといった感じですね。
顕在ニーズ・潜在ニーズを満たす記事を書いていけば、自然と1,000文字以上にはなってくるとは思います。
この辺は、ブログに最適な文字数は存在しない話【ヒント:読者視点】にて詳しく解説しているのでご覧ください。
サイト表示スピードが遅いと上位を取れないの?
今のところはそこまで大きな影響はありません。
とはいえ、早いことに越したことはないので、画像を軽くしたり工夫をしておきましょう。
たまに、ブログ初心者の方でサイトスピードを修正しようとして消耗している方がいます。
正直、サイトスピードよりもコンテンツ作成の方が優先度が高いので、記事を書くべきだと思います。
サイトスピードはこちらのサイトで計測可能です。
>> PageSpeed Insights - Google Developers
まとめ:記事設計をしっかりして検索上位を目指そう!

今回は、「SEOで検索上位を獲得するための記事ライティング」というテーマでお話ししてきました。
SEOは、ライティングをする前の記事設計が大事です。最初は時間がかかると思いますが、手を抜かずに記事設計をしていきましょう。
僕もブログを始めたばかりの頃は、1本の記事を作るのに8時間以上かかっていました。しかし、記事数を積み重ねることでだんだんスピードが上がってくるので大丈夫ですよ。
今回は以上です。