ブログでリライトは重要って聞くけど、実際どうやってリライトしたらいいの? そもそも、どの記事をリライトすべき? リライトのタイミングとか注意点とかも知りたい。
こんなお悩みを解決します。
・ブログをリライトする意味とは
・リライトで検索順位をあげよう
・順位ごとのリライト方法を解説
・リライトをするときの注意点2つ
本記事を書いている僕はブログ歴5年です。副業でブログを始めて1年半で月100万円を達成して、現在はブログ収入でご飯を食べています。
今回は、SEO上位を狙うためのリライト方法をご紹介します。
ブログで成果を出すために、リライト作業は避けて通れません。
なぜなら、ブログを適切にリライトできると、SEO集客が増えて、売上につながるからです。SEOで上位に表示されるほど、より多くの人に読んでもらえるのです。
しかし、ブログのリライトは根本を理解しておけば、誰でもできるようになるので安心してください。
今回は、リライトでSEO検索順位をあげる方法と、具体的な手順について、わかりやすく解説していきます。
ブログをリライトする意味とは?【前提理解】
そもそも、ブログをリライトする意味について押さえておきましょう。
当ブログでリライトを実施した事例でも、キーワード付きで公開しているのでチェックしてみてください。
ブログをリライトする意味
リライトする意味とは、ブログのSEO効果をUPさせて、検索流入のパフォーマンスを向上することにあります。
もう少し噛み砕いて説明すると、
- 狙ったキーワードで検索上位を狙うために
- 定期的にコンテンツを追加・削除・修正する
ということだと思ってください。
「え!自分はそもそもキーワードを狙って書いてない!」という方は、SEOキーワード選定の方法を4つの手順で解説【選び方のコツ】を先に読むことで、本記事の理解が深まります。
「キーワードを狙って書いてるけど、順位チェックとかしてないな。。。」という方は、検索順位チェックツールを使ってSEOに強い記事を作る方法【上位を狙おう】を先に読むことで、リライト作業にスムーズに入れます。
「リライトの前に知るべきことが多い!」と思うかもしれませんが、上記をしっかり理解しておくことで、リライトの効果を最大化できるので、読んでおいて損はありません。
それでも、先にリライト方法を知りたいという方は、読み進めてみてください。
当ブログのリライト実績をキーワード付きで公開
続いて、実際のリライト効果の実績をご紹介します。
当ブログでリライトしたところ、以下のキーワードで順位が爆上がりました。(記事執筆当時のデータです)
上記キーワードの基本情報は以下の通り。
- 記事公開日:2019年7月24日
- リライト日:2019年8月25日
- 現在順位:6位(2019年12月11日)
- 検索ボリューム:2,400
- 競合性:中
2019年9月のGoogleコアアップデートで、1回は吹き飛ばされてますが、リライトで記事順位が爆上がりしていることが分かります。
リライト効果があるのはアクセスがある記事
リライトで効果がある記事はどちらでしょう?
- 0:アクセスがほぼない
- 1:アクセスがちょろっとある
どうでしょうか?
正解は、後者の「1:アクセスがちょろっとある」です。
なぜなら、リライトでできるのは「狙ったキーワードで上位を取れるように、コンテンツを改善すること」だからですね。
実は、リライトで「0→1」を作るのは難しいです。しかし、「1→10」なら結構できます。
そもそも、SEOキーワードを狙って記事を書かないと、リライトしても無駄足を踏むことになります。
リライトでSEO検索順位をあげよう【3ステップ】
リライトには順番があります。
これから、SEO検索順位をあげるためのステップを、3つご紹介していきますね。
ステップ1:リライトする記事を選定する
上位表示したい記事をリライトします。
具体的には、下記のような記事です。
・公開して1ヶ月が経過
・SEO検索順位が50位以内
・上位表示するメリットがある
記事を公開して1ヶ月は、SEO検索順位がけっこう変動します。
それが落ち着くのが、だいたい公開後1ヶ月というわけです。
1ヶ月以上かかって、上位表示することもありますが、目安として1ヶ月と思っておきましょう。
50位以内だと、上位表示できるポテンシャルありです。
しかし、50位以内の記事といっても、順位によって適切なリライト方法があるので、後ほど順位ごとにご説明していきます。
ちなみに、SEO順位を調べるなら、Rank Trackerというツールが神でして、年間14,000円ほどで利用可能です。
1ヶ月あたり1,000円ちょっとなので、サクッと導入できますね。
>> Rank Trackerの使い方・料金を解説【SEO対策ツール】
リライトして売上につながるか、考えておきましょう。
たとえ、SEOで上位表示できても、収益化しにくいキーワードもあります。
具体的には、「◯◯とは?」みたいな、定義を説明するキーワードなどですね。
上位表示するメリットがある記事を、改善しましょう。
ステップ2:リライト作業を行う
SEO検索順位に応じて、おすすめのリライト方法が変わります。
- 50位圏外の記事
- 30位〜50位の記事
- 10位〜30位の記事
- 10位以内の記事
上記のように、順位レベルに沿ったリライト方法を、後ほどご紹介します。
※リライト後には、Google Search Consoleで、インデックス登録をリクエストしてください。クローラーが優先的にチェックしてくれるようになります。
また、狙いたいキーワードが、
- ビッグワード
- ミドルワード
- ロングテール
のどれかによっても、記事の作り込み方が変わることがあります。
ビッグワードを上位表示する方法は、【アフィリエイト】ビッグキーワードで上位表示させる方法【7桁いける】(外部リンク)にて詳しく解説されていますので、どうぞ。
ロングテールSEOについては、ロングテールキーワードの選び方を解説【SEO効果あり】をご覧ください。
ステップ3:SEO検索順位を測定する
リライトが完了したら、順位をチェックしましょう。
Rank Trackerは、上記のように順位がどのくらい変動したか、毎日チェックできます。
順位チェックの注意点としては、
・順位定着には1ヶ月ほどかかる
・リライト直後は下落することあり
の2点を心得ておきましょう。
Rank Trackerについては、下記の記事で解説しています。興味のある方は読んでみてください。
>> Rank Trackerの使い方・料金を解説【SEO対策ツール】
記事公開後と同じく、リライト後も1ヶ月間の様子見をします。
なぜなら、「リライト完了→Googleロボットがクロール→再インデックス→順位を調整」という感じで、順位定着に至るからです。
最初は焦るかもしれません。
リライト直後に順位が下がることもありますが、正しくリライトできていれば、気にしなくてOKです。
上記のように、順位が上がったり、下がったりしつつ、徐々に順位UPします。
SEO検索順位ごとのリライト方法を解説
具体的なリライト手順をご紹介していきます。
50位圏外の記事リライト
50位圏外は、リライトには向いていません。
冒頭でもお話ししたように、0→1はリライトには不得手なのです。
では、50位圏外のキーワードで、上位表示を狙いたいときは、どうすればいいのか?
回答は、「新規記事+301リダイレクト」です。
※そもそも、SEOを意識して作っていなかったという場合、リダイレクトの必要はありません。キーワードを意識して新規記事を作ってしまいましょう。
同じターゲットキーワードに対して、新しい記事を作成します。
(URLも新しいものでOK)
301リダイレクト処理をします。
301リダイレクトは、SEOの評価を引き継いだまま、新しいURLにリダイレクトできます。
方法は単純でして、サーバーの「.htaccess」というファイルに、
redirect 301 転送元のURL 転送先のURL
を記入するだけでOKです。
ちょっと分かりにくいので、事例を出しますね。
転送元と転送先を下記に設定します。
▼ 301リダイレクトの転送元のURL
https://www.tsuzukiblog.org/twitter-follower/
▼ 301リダイレクトの転送先のURL
https://www.tsuzukiblog.org/twitter-followers/
上記の場合、301リダイレクトの書き方は、
redirect 301 /twitter-follower https://www.tsuzukiblog.org/twitter-followers
となります。
けっこう簡単ですよね?
301リダイレクトの詳しいやり方については、301リダイレクトする方法を解説にて解説してますので、チェックしてみてください。
21位〜50位の記事リライト
上位表示できるポテンシャルありです。
・検索意図に沿ったコンテンツ追加
・サジェストキーワードを盛り込む
・タイトルとディスクリプション変更
上記の3点を改善していきましょう。
検索意図とは、ユーザーの本質的なニーズです。
狙っているキーワードの検索意図に、適切に答えられているか確認しましょう。
例えば、本記事では下記3つの検索意図を想定して、執筆しています。
①:ブログリライトの効果を知りたい
②:ブログリライトの方法を知りたい
③:SEO上位を狙って売上をあげたい
仮に、リライトの効果しか解説していなければ、検索意図は33%しか満たされません。
この場合、リライトの具体的な方法と、売上につながるリライト方法を追記するとよいですね。
検索意図を考えて記事を書く方法は、想定読者と検索意図を決めて記事を書くにて詳しく解説しています。
Googleのサジェストキーワードを盛り込みましょう。
サジェストキーワードとは、検索エンジンが関連するキーワードを、おすすめしてくれる機能のことです。
例えば、「SEOキーワード」と検索窓に打ち込むと、7個のサジェストキーワードが出てきます。
自記事で抜けている内容で、重要そうなキーワードがあれば、見出し化して追記しましょう。
シンプルですが効き目のある対策です。
タイトル変更のポイントは、下記の3点です。
・30文字前後におさめる
・キーワードは前半におく
・気になるタイトルづけ
キーワードは、なるべく前半に置くように心がけましょう。ただし、不自然にならない程度でOKです。
ディスクリプション変更のポイントは、下記の3点です。
・100文字前後におさめる
・キーワードをちりばめる
・記事を端的に要約する
ディスクリプションのキーワードは、上記のように太字で表示されます。
複数回いれておいてもいいですね。
6位〜21位の記事リライト
この辺の順位になると、上位記事との戦いですね。
リライトのポイントは、下記の3点です。
・CTRの改善※10位以内
・滞在時間の改善
・上位記事と比較、不足トピックを追加
※CTR:記事のクリック率(Click Through Rate)
10位以内の記事が対象です。
Google Search Consoleでチェックできます。
「検索パフォーマンス」→「検索結果」で、自分のサイトのCTRなどが閲覧可能です。
上記は当ブログの事例ですが、こんな感じで表示されます。
さて、CTRは、どのくらいだといいのでしょうか?
例えば、1999年創業でSEO業界をけん引してきた老舗企業のInternet Marketing Ninjasが発表しているデータによると、2017年の平均CTRは以下のとおりです。
2017年の平均CTR
1位 :21.12%
2位 :10.65%
3位 : 7.57%
4位 : 4.66%
5位 : 3.42%
6位 : 2.56%
7位 : 2.69%
8位 : 1.74%
9位 : 1.74%
10位: 1.64%
引用元:Internet Marketing Ninjas
上記の感じでして、自分の順位と比較してみてください。
CTRが低い記事は、タイトルとディスクリプションを改善しましょう。
滞在時間はGoogle Analyticsで確認できます。
上記は、先ほどの「休学 理由」で上位にきている記事の滞在時間です。
だいたい、人は1分で400~600文字を読めると言われており、文字数ごとの目安の滞在時間は下記のとおり。
・1,000文字:1分半くらい
・2,000文字:3分くらい
・3,000文字:4分半くらい
読み飛ばしもあるので、平均すると上記のような感じが目安です。
当ブログでも、月3万円ほど稼いでいる記事の滞在時間は、5分ほどでして、滞在時間の長さは重要性が高めです。
滞在時間を伸ばす方法は、シンプルに検索意図に答える記事を書きましょう。
なるべく、結論から伝えてあげるといいです。
「SEOリライト」でググったときに、最もよく見かけるリライト方法です。
事例キーワード:英語学習
・上位記事のトピック:独学、語学留学、オンライン英会話の3つ
・自サイトのトピック:語学留学のみ
上記のような場合、「独学」と「オンライン英会話」のトピックを、追加してみるとOKです。
なぜなら、「英語学習」で検索する人のニーズに対して、3つの選択肢の方が網羅性が高いからですね。
上位表示されているコンテンツは、最低限のトピックが語られています。
比較しつつ、自分のサイトにも追記しましょう。
5位以上の記事リライト
5位以上の記事は、リライトでは対応できない場合が多いです。
SEOの外部対策が必要かもしれません。
・有効な被リンクをもらう
・サイテーションを高める
上記の2点でサイト評価を高められると、5位以内も見えてきます。
他サイトから、リンクを貼ってもらうことですね。
対策としては、下記の2点が考えられます。
①:紹介してもらいやすい切り口で記事を書く
②:SNSでシェアして記事の存在を認知してもらう
僕もTwitter運用を始めてから、被リンクをいただくことが増えました。(現在、フォロワー1.4万人ほど)
Twitterでフォロワーを増やす方法は、以下の記事で詳しく解説しています。
>> Twitterのフォロワーを増やす方法9つ【おすすめツールも紹介】
自サイトへの言及、引用のことです。
論文や書籍の引用みたいな感じです。
例えば、SNSやブログで、誰かに、「TsuzukiさんのブログはSEO対策に役に立つ!」と言及されると、サイテーションが向上するはずです。
つまり、こちらもSNSの活用が重要となります。
※外部対策には限界がありますが、良質なコンテンツを作りつつ、SNSで発信していくのがベターだと思います。
リライトをするときの注意点2つ【失敗を回避する】
最後に、リライト時の注意点を解説します。
注意点①:目的なきリライトは消耗するだけ
リライトには、目的を持ちましょう。
・上位表示する意味はあるか?
・何位を目標にしてリライトするか?
上記について、答えを出してから着手しないと、消耗します。
ちなみに、記事を書く段階で、キーワードを意識できないと厳しいです。
SEOキーワード選定の方法を4つの手順で解説【選び方のコツ】を読みつつ、キーワード選定する方法をおさえておきましょう。
注意点②:数回リライトして順位UPすることもある
リライトは1回では終わりません。
2,3回目で上位表示できる場合もあります。
みたいな感じですね。
リライト1回につき、順位がしっかりと上がっているか、確認しましょう。
まとめ:リライトでブログのSEOを爆上げしよう
本記事をまとめます。
- ある程度アクセスのある記事をリライトすべき
- 50位圏外は新規作成+301リダイレクト
- 6位〜50位はリライトしがいがある
- 5位以上はSEO外部対策が必要となる
- リライト直後は順位が下がるときがある
- 目的なきリライトはただ消耗するだけ
こんな感じでしょうか。
ぶっちゃけ、リライトできないなら、ブログで稼ぐのは難しいかもです。
リライト作業は泥くさいですが、分析と改善すべきことが明確なので、コツコツ取り組んでSEO順位をぶち上げましょう。
今回は以上です。