悩んでいる人WordPressで内部リンクを貼る方法を教えて!
SEOに効果的な貼り方を知りたい!
こんなお悩みを解決します。
本記事の内容
- 内部リンクを貼る方法
- 内部リンクのSEO効果
- SEOに強いサイト構造の作り方
- 内部リンクの効果的な配置方法
本記事の信頼性


この記事を書いている僕はブログ歴7年、累計1億円以上の収益を得てきました。この経験をもとに、ブログ・アフィリエイトのノウハウを発信しています。
今回は、WordPressでの内部リンクの貼り方をご紹介します。
内部リンクはサイト内の回遊率をあげるだけでなく、SEOにも効果のある重要なリンクです。
テキトーに貼っているとSEO効果の恩恵を100%受けることができないので、正しい貼り方を習得していきましょう。
この記事では、内部リンクの重要性、貼り方、サイト構造のポイントなど、内部リンクにまつわる知識を網羅的に解説していきます。
それでは、さっそく見ていきましょう。
WordPressで内部リンクを貼る方法【ブロックエディタ編】
まずは、WordPressのブロックエディタを使った基本的な内部リンクの貼り方を解説します。
操作はとてもシンプルですが、
- テキストリンク
- ブログカード
- 画像リンク
といくつか種類があります。
それぞれの特徴を理解して、場面に合わせて使い分けられるようになりましょう。
①:テキストリンクの貼り方
文章の一部をリンクにする「テキストリンク」は、最も基本的でよく使われる方法です。
手順は以下の通りです。
まず、リンクを貼りたい文字をドラッグして選択します。
次に、ツールバーに出てくる「鎖のマーク」をクリックしてください。


URLを入力するボックスが表示されるので、リンク先のURLを貼り付けて、Enterキーを押せば完了です。
URLをコピーしていなくても、自分のブログ記事なら検索機能を使えます。
入力ボックスに「記事タイトルの一部」を入力すると、候補が表示されるので、そこから選ぶだけでリンクが挿入できます。


過去の記事を探しに行く手間が省けるので、ぜひ活用してください。
②:ブログカードの貼り方
ブログカードとは、記事のサムネイル画像やタイトル、説明文をカード形式で表示するリンクのことです。
視覚的に目立つため、読者の目を引くのに役立ちます。
貼り方は非常に簡単です。
エディタの何もない行に、リンク先のURLをそのまま貼り付けてください。
自動的にWordPressがURLを認識し、ブログカード形式に変換してくれます。
下記のような感じですね。


もし変換されない場合は、URLを選択してツールバーから「埋め込み」を選んでみてください。
当ブログはSWELLを使っているので、上記のデザインになっています。
デザインテーマに課金していない方は、SWELLを持っておけば、大体のことはできるようになるのでおすすめですよ。
\ 人気No.1WordPressテーマ /
※複数サイトで使い回しOKのテーマ
SWELLの詳細については、下記のレビュー記事で解説しています。





テーマ専用の機能を使うと、カードのデザインを細かく調整できるので便利ですよ。
③:画像・ボタンへのリンクの貼り方
画像やボタンにリンクを貼ることで、クリック率を高めることができます。
画像の貼り方は以下の通りです。
記事に挿入した画像をクリックして選択状態にします。
画像の上に表示されるツールバーから「鎖のマーク」をクリックし、URLを入力してください。


下記のような感じになります。


ボタンリンクを作りたい場合は、「ボタンブロック」を使用します。
ブロックの追加(+マーク)から「ボタン」を選び、ボタン内のテキストとURLを設定します。
商品ページや申込みページへ誘導する「CTA」として使うと効果的です。
なぜ重要? 内部リンクがもたらす3つのSEO効果
内部リンクを貼る作業は、単なる読者への案内板作りではありません。
ブログ全体の評価を高めるための、重要なSEO対策です。
具体的にどのような効果があるのか、3つのポイントに絞って解説します。
仕組みを理解しておくと、効果的なリンク配置ができるようになりますよ。
①:Googleロボットが巡回しやすくなる
1つ目は、Googleのロボットがあなたのブログを見つけやすくなることです。
検索エンジンは「クローラー」と呼ばれるロボットを使って、世界中のWebサイトを巡回しています。
このクローラーは、ページ内のリンクを「道」として使って移動します。
もし記事が孤立していてどこからもリンクされていなければ、クローラーはその記事にたどり着けません。
結果として、せっかく書いた記事が検索結果に表示されない、インデックスされないという事態が起こります。
内部リンクで記事同士を網の目のように繋いでおけば、クローラーが隅々まで巡回しやすくなります。


新しい記事を書いたときにすぐ検索順位がつくようになるのは、「クローラビリティ」が高まるからです。
②:読者が情報にたどり着きやすくなる
2つ目は、読者の満足度が上がることです。
記事を読んでいる途中で「この言葉の意味は何だろう?」「もっと詳しい手順を知りたい」と思うことがありますよね。
そんなタイミングで適切な内部リンクがあれば、読者はストレスなく情報を得られます。
読者がブログ内のいろんな記事を読んでくれると、滞在時間が伸び、直帰率が下がります。
Googleは「読者が長時間滞在するサイト=有益なサイト」と判断する傾向があります。
つまり、読者のために貼ったリンクが、結果的に検索順位アップにも貢献するのです。
③:SEOパワーがサイト全体に行き渡る
3つ目は、ブログ全体のドメインパワーを底上げできることです。
SEOの世界には「リンクジュース」という考え方があります。
リンクジュースとは被リンクを多く獲得している評価の高い記事が持つ「SEOパワー」のことです。
内部リンクを貼ると、このパワーをリンク先の記事にもお裾分けできます。


イメージとしては「シャンパンタワー」や「バケツリレー」が近いです。
トップページや人気記事に注がれたSEOパワーを、内部リンクというパイプを通して、まだ弱い記事へと流してあげるのです。
適切にリンクをつなげば、ブログ全体で評価を高め合う「強いチーム」を作ることができます。
SEOに効果的なサイト構造の作り方
内部リンクの効果を最大化するには、点ではなく面で考える必要があります。
記事単体でリンクを貼るのではなく、ブログ全体の構造を意識して設計しましょう。
ここでは、SEOに強く、読者にも親切なサイト構造の作り方を解説します。


①:「関連性の高い記事」同士をつなぐ
リンクを貼る際の鉄則は、関連性の高い記事同士をつなぐことです。
例えば、WordPressの始め方の記事から、おすすめのテーマ紹介記事へリンクを貼るのは自然な流れといえます。
読者が「次に知りたい」と思う情報だからですね。
逆に、SEOの記事を書いているのに、突然おすすめのキャンプ用品の記事へリンクを貼っても、誰もクリックしません。


Googleも「関連性が低いリンク」と判断し、評価を下げる可能性があります。
読者の疑問を解決するために必要なリンクだけを厳選してください。
②:トピッククラスターモデルを活用する
ブログの専門性を高めるために有効なのが「トピッククラスターモデル」という考え方です。
これは、特定のジャンルについて
- まとめ記事(ピラーページ)
- 詳細記事(クラスターページ)
を作成し、相互にリンクでつなぐ構造を指します。
たとえば、「ブログ運営」というまとめ記事を作ったとしましょう。
その配下に「ブログの書き方」「SEO対策」「収益化の方法」といった詳細記事を用意します。
まとめ記事から詳細記事へリンクを送り、詳細記事からもまとめ記事へリンクを返します。


記事同士がチームとして機能し、Googleに対して「このブログはこのジャンルに詳しい」と強くアピールできるのです。
僕のブログでも、この構造を取り入れてから検索順位が安定しました。
③:収益化したい「キラーページ」へリンクを集める
ブログで収益を上げるためには、読者を「キラーページ」へ誘導することが欠かせません。
キラーページとは、アフィリエイト商品の申し込みを促す、成約を目的とした記事のことです。
通常、キラーページはSEOの難易度が高く、検索順位を上げるのが難しい傾向にあります。
例えば、「プログラミングスクール おすすめ」などのキーワードですね。上位が法人メディアに占められており、個人ブログでは太刀打ちできません。
悩み解決系の「集客記事」を書き、キラーページへ内部リンクを流す構造を作ります。
集客記事でPVを集め、リンクを通じてキラーページへ読者を送客するイメージですね。


ツリー構造やピラミッド型のように、下層から重要なページへリンクを集めることで、太い収益化の導線が完成します。
内部リンクの効果的な配置とコツ【クリック率を高める】
内部リンクは、設置して終わりではありません。
読者にクリックされ、実際にページを移動してもらって初めて効果を発揮します。
ここでは、クリック率を高めてSEO評価を最大化するための実践的なテクニックを紹介します。
①:リーズナブルサーファーモデルを意識する
SEOの世界には「リーズナブルサーファーモデル」という考え方があります。
少し難しそうな言葉ですが、意味はとてもシンプルです。
「Googleは、読者がクリックしそうな場所にあるリンクを高く評価する」という仕組みを指します。


例えば、記事のフッターやサイドバーの端にあるリンクよりも、本文中の目立つ位置にあるリンクの方が価値が高いと判断されます。
読者が記事を読んでいる最中に、自然と目に入る場所にあるかどうかが重要です。
サイドバーにリンクを詰め込むよりも、記事の文脈に合わせて本文中にリンクを設置する方が、SEO効果は高くなります。
②:テキストリンクとブログカードを使い分ける
リンクの形状を使い分けることも、クリック率アップの秘訣です。
主に「テキストリンク」と「ブログカード」の2種類を、目的によって使い分けましょう。
テキストリンクは、文章の流れを断ち切らずに誘導したいときにおすすめです。
読者が記事を読み進める中で、自然に気になったタイミングでクリックしてもらいやすくなります。
一方、ブログカードは視覚的に目立ちます。
H3見出しの終わりや、話題の切り替わりで「次はこの記事を読んでほしい」と強く推したいときに使うと効果的です。
デザインの好みだけでなく、読者の読みやすさを考えて選んでみてください。



僕の経験上、文脈の中にあるテキストリンクの方が、クリックされやすい傾向があります。
③:アンカーテキストには「キーワード」を含める
アンカーテキスト(テキストリンクの文字)も適当に決めてはいけません。
よくある「こちら」や「詳細へ」といった言葉だけのリンクは避けるべきです。
なぜなら、リンク先に何が書かれているか、Googleにも読者にも伝わらないからです。
「SEOに強い内部リンクの貼り方」のように、具体的なキーワードを含めた文章にするのが鉄則といえます。


読者がリンク先の内容を瞬時に理解できれば、安心してクリックしてくれます。
④:画像リンクには「alt属性」を設定する
画像にリンクを貼る場合は、文字情報がないためGoogleに内容が伝わりにくいという弱点があります。
そこで重要になるのが「alt属性」の設定です。
WordPressの画像設定でalt属性に入力した文字が、アンカーテキストの代わりとして扱われます。
バナー画像などでリンクを作る際は、画像の内容を表すキーワードを必ず設定しておきましょう。
内部リンクの貼り方についてよくある質問
最後に、内部リンクについてブログ初心者の方からよく聞かれる質問に答えていきます。
迷ったときの参考にしてください。
内部リンクは貼れば貼るほどSEOに良いですか?
いいえ、貼りすぎは逆効果になる可能性があります。
理由は2つあります。
1つ目は、1ページあたりのリンクジュース(SEOパワー)が分散してしまうからです。
たくさんの記事へパワーを配ろうとすると、一つひとつの記事に渡るパワーは小さくなってしまいます。
2つ目は、読者が迷ってしまうからです。
選択肢が多すぎると、人はどれを選べばいいかわからなくなり、結局どれもクリックしないという「決定回避の法則」が働きます。
読者にとって本当に必要なリンクだけを厳選して設置しましょう。
リンクは「新しいタブ」で開くべきですか?
内部リンクは、基本的に「同じタブ」で開く設定にすることをおすすめします。
なぜなら、スマートフォンの場合、新しいタブで次々とページが開くと、タブが溜まって操作しづらくなるからです。
また、「戻るボタン」で前の記事に戻れないのも、ユーザーにとってはストレスになります。
ただし、自分のブログ以外のサイトへ飛ばす「外部リンク」の場合は、自分のブログを閉じられないように「新しいタブ」で開く設定にしても問題ありません。
リンク切れ(404エラー)はどう対策すればいいですか?
リンク切れとは、リンク先の記事が存在しない状態のことです。
記事を削除したり、URL(パーマリンク)を変更したりすると発生します。
リンク切れを放置すると、読者がガッカリするだけでなく、Googleからの評価も下がってしまいます。
対策としては、プラグインの「Broken Link Checker」を入れるのがおすすめです。
リンク切れを自動で検知して通知してくれるので、すぐに対応できます。
定期的に過去記事をメンテナンスして、リンクが正しく機能しているか確認する習慣をつけましょう。


まとめ:内部リンクを制するものはSEOを制する
今回は、WordPressでの内部リンクの貼り方と、SEO効果を高める戦略について解説しました。
内部リンクは、被リンク獲得のような難易度の高い施策とは違い、自分のコントロールですぐに実践できるSEO対策です。
記事同士を適切なリンクでつなぐことで、ブログ全体が「強いチーム」になり、検索順位やPV数のアップにつながります。
まずは、自分のブログの過去記事を見返してみてください。
「この記事から、あの新しい記事へリンクを貼れるな」という発見がきっとあるはずです。
読者のために親切な動線を作ることが、結果としてブログの成長につながります。
ぜひ、今日から意識して内部リンクを貼ってみてください。









