ブログのアクセス数がなかなか増えません。今のところ、10本くらい記事を書いたんですが、全然アクセスされず萎えています。アクセス数を増やす方法について教えてください!
こんなお悩みにお答えします。
・ブログのアクセス数を増やす方法7つ
・アクセス数よりPV単価を気にすべき話
・ブログのアクセス数のよくある質問3つ
本記事を書いている僕はブログ歴5年です。副業でブログを始めて1年半で月100万円を達成して、現在はブログ収入でご飯を食べています。
今回は、ブログのアクセス数を増やす方法について解説します。
当ブログのアクセス数は、月間20〜30万PV(PV単価10〜15円)ほど。ここまでアクセス数を伸ばすことができたのは、本記事でご紹介する7つのポイントを意識していたからです。
この記事を読んでいるあなたも、アクセス数を増やすコツ7つを実践することで、ブログのアクセス数を伸ばすことができますよ。
最後までじっくりと読んで、今日からブログで実践してみてください。
それでは、さっそく始めていきましょう。
ちょっと長い記事(約8,000字)なので、ブックマークに保存しておいて、後から見直せるようにした方がいいかもしれません。
ブログのアクセス数を増やす方法7つ
下記の7つを実行することで、アクセス数を増やせます。
その①:キーワードを選定する
その②:見出し階層を意識する
その③:記事の独自性を高める
その④:タイトルクリック率を上げる
その⑤:内部リンクで回遊率を上げる
その⑥:関連コンテンツを作成する
その⑦:過去記事はリライトで質を高める
1つずつ解説していきます。
その①:キーワードを選定する
まずは、SEOキーワードを選定しましょう。
SEOとは「検索エンジン最適化」のことです。Google/Yahoo!といった検索エンジンからブログへアクセスしてもらうために、どんなキーワードで検索するか逆算するのが重要です。
そこで、どんなキーワードを狙うのか決める行為を、キーワード選定と言います。やり方は下記の記事で解説しているので、本記事では要点だけ絞って解説します。
>> SEOキーワード選定の方法を4つの手順で解説【選び方のコツ】
- 競合性:1ページ目に個人ブログがあるか?
- 検索ボリューム:100〜1,000くらいが目安
- 検索クエリの種類:Know/Go/Doの3つ
競合性とは、そのキーワードで上位表示する難易度を示しており、検索結果に個人ブログがあるかどうかでざっくりと判断できます。
例えば、下記は [ 小説 おすすめ 作家 ] というキーワードの検索結果ですが、個人ブログが2つあり、他にもNAVERまとめが上位にきているのでチャンスがありますね。
このように、個人ブログでも上位表示を狙えるのかを、キーワードごとに検証するのが大事です。
検索ボリュームとは、1ヶ月の平均検索回数のことでして、まずは100〜1,000くらいのキーワードを狙うのが得策かと思います。
例えば、先ほどの [ 小説 おすすめ 作家 ] というキーワードの場合、検索ボリュームは下記のような感じですね。
Google キーワードプランナーというツールを使えば、簡単に検索ボリュームを調べることができるのでおすすめです。
検索クエリには3つのタイプがありまして、どのクエリを狙うかで記事内容や収益性が変わってきます。
その前に、検索クエリと検索キーワードの違いを簡単に説明しておくと下記です。
- 検索クエリ:実際にユーザーが検索する語句のこと
- 検索キーワード:マーケターが便宜上、使用する語句のこと
検索クエリは、実際にユーザーが検索した語句のことで、 [ おすすめの小説作家は? ] みたいな文章であることもあります。
検索クエリは無限に存在するので、ある程度まとまりごとに絞っていかないといけません。
そこで、僕たちブロガーは [ 小説 おすすめ 作家 ] といった感じで、まとまりとして検索キーワードを使います。
なので、簡単にいえばユーザーが使うのが検索クエリ、ブロガーが使うのが検索キーワードということです。
検索クエリには、3つの種類があり目的が異なります。
- Knowクエリ:知ることが目的。例) [ 小説とは ]
- Goクエリ:行くことが目的。例) [ 古本屋 渋谷 ]
- Doクエリ:することが目的。例) [ 小説 電子書籍 おすすめ ]
上記のような感じですね。
例えばですが、Doクエリの [ 小説 電子書籍 おすすめ ] とかでSEO1位を取れると、電子書籍アプリ、kindle、電子書籍などを紹介できますよね。
自分がどんなクエリを狙っているか意識することで、作成する記事の目的を決めることができるのでおすすめです。
ブロガーの場合は、KnowクエリとDoクエリをメインに書くことが多いと思います。
この辺は、検索ユーザーの検索意図を考えることも重要になってきますので、下記の記事もご参照ください。
>> SEOで検索意図が重要な理由とは?【調べ方・記事に活かす方法も解説】
その②:見出し階層を意識する
ブログ記事の骨格となる、見出し階層を意識しましょう。
見出し=目次のことでして、通常、ワードプレスでブログを書く場合は、H2, H3が見出し部分になります。
当ブログも1つ目の見出しの前に、目次があるのでサクッとチェックしてみてください。
- H2, H3の階層を統一する
- サジェストワードを入れる
コツとしては、上記の2点ですね。
H2, H3の階層を統一する方法については、下記のようなイメージです。
上記をみると分かりますが、最初のH3の概念が「食べもの」で統一されていますよね。
もし、H3の中に「おすすめの筋トレメニュー」とかが入っているとおかしなことになるので、H3の概念レベルをしっかり揃えることを意識するのが大事です。
見出しにサジェストキーワードを入れましょう。
サジェストキーワードとは、検索窓にキーワードを入力したときに、Googleが「こんなキーワードを検索してみませんか?」と提案してくれる補助的なキーワードになります。
上記のような感じですね。
例えば、 [ 小説 おすすめ ] というキーワードで記事の見出しをつくるときは、記事内容に合わせて、 [ 2020 / 大学生 / 作家 / 2019 / 中学生 / 文庫本 / 青春 ] といった単語の中から選んでみるといいかと思います。
サジェストキーワードを簡単に抽出してくれるツールとして、ラッコキーワードという無料ツールが便利なのでおすすめですよ。
主要なサジェストキーワードだけじゃなく、50音+アルファベットのサジェストワード全てを表示してくれるので、検索ニーズを細かくみていくことができます。
ちなみに、キーワードの入れ方については、【ブログ】キーワードの入れ方とおすすめツールを解説【SEOで上位を狙おう】にて解説していますので、あわせてご覧ください。
また、ブログの構成案をつくるコツは、ブログの構成案をつくる手順6つと注意点3つ【実例公開】にて詳しく解説しているので気になる方はチェックしてみてください。
その③:記事の独自性を高める
キーワード選定・見出し階層の作成ができたら、次は記事ライティングです。
SEOで上位表示するためには、記事の独自性を高めることがポイントになります。
- 自分の体験談を語る
- 独自のデータを提示する
- 新しい切り口で主張する
コツとしては、上記の3つですね。
当ブログを例に、ご紹介します。
例えば、本記事の冒頭で当ブログのアクセスデータを公開していますが、このデータは誰も真似することができないオリジナルなデータです。
上記のような独自のデータを示しつつ、どうやってアクセスを増やしたのか実体験をベースに語ることで、記事全体の独自性も高まります。
また、新しい切り口での主張はちょっと難易度が高いのですが、簡単に説明すると、検索ユーザーの潜在ニーズに答える方法ですね。
例えば、下記の記事では「ブログで最適な文字数は?」という検索ニーズに対して、「最適な文字数はないですよ、大事なのは読者視点で書くことです」という一風変わった切り口で記事を書いています。
同じトピックで記事を書くときに、少し変わった切り口で語れば独自性が高まります。
その④:タイトルクリック率を上げる
タイトルを工夫してクリック率をあげましょう。
クリック率とは、検索結果に表示された記事がユーザーにクリックされる確率のことですね。
- 32文字前後にする
- キーワードを入れる
- 数字を入れてみる
- 記事内容を要約する
- 煽りタイトルはNG
- キャッチーにしなくてOK
具体的なコツとして、代表的なところを挙げてみました。
例えば、本記事のタイトルであれば、 [ ブログ アクセス数 ] というキーワードを設定しているので、下記のような感じでタイトルにしっかり含めています。
特に、初心者の場合はキャッチーなタイトルにしようとして、逆に読者に何も伝わらないタイトルになってしまうことがあるので注意です。
昔の僕は、キーワードすら考えず、40文字超えのちょっと意味不明なタイトルをつけたりしていました。。。笑
タイトルの付け方については、CTRを上げるブログのタイトルを決めるコツ7つ【事例あり】にて詳しく解説していますのでご覧ください。
検索順位ごとの平均クリック率は、下記のようになっています。
1位 21.12%
2位 10.65%
3位 7.57%
4位 4.66%
5位 3.42%
6位 2.56%
7位 2.69%
8位 1.74%
9位 1.74%
10位 1.64%
出典:2017 Google Search Click Through Rate Study
まずは上位を取らないと、タイトルを改善してもインパクトは薄いということが分かりますね。
その⑤:内部リンクで回遊率を上げる
内部リンクを設置することで、回遊率をあげましょう。
回遊率とは、1訪問あたりのページビュー数のことです。
※収益記事とは、商品が売れやすい記事のこと。前述したDoクエリの記事は、ユーザーが行動することを求めているので収益記事になりやすいです。
回遊率を高めるためには、適切なタイミングで内部リンクを貼る方法が有効です。
- あわせて読みたい記事
- 詳しくはこの記事をどうぞ
ブログやWEBメディアを読んでいると、よく上記のようなフレーズを見かけることがあるかと思いますが、内部リンクへ誘導するフレーズとして有名です。
例えば、本記事でも下記のように使っています。
上記のように、ユーザーが記事を読んでいるときに「もっと詳しく教えて欲しい!」というタイミングで、内部リンクを貼ってあげましょう。
その⑥:関連コンテンツを作成する
現在のSEOは、記事単体で上位表示するのは難しい状況です。
そのため、関連性の高いコンテンツを作成して、お互いに内部リンクを貼ることでブログ全体で上位表示を狙いましょう。
評価をあげたいページに対して、下記のように関連ページから内部リンクを発行します。
このとき、評価をあげたいページで語りきれないことを、関連ページとして記事作成しておくのがおすすめです。
例えば、 [ 小説 おすすめ 作家 ] というキーワードを狙った記事の評価をあげたいなら、各作家を個別で紹介する関連ページを作成して、評価をあげたいページへと内部リンクを貼るイメージですね。
上記のようなイメージです。
こうすると、小説というカテゴリーにおいて関連性の高いコンテンツが揃っているとみなされ、検索意図を満たせる可能性が高まるので、検索エンジンからも評価されやすくなります。
その⑦:過去記事はリライトで質を高める
公開した記事は、リライトで質を高めましょう。
- 2ヶ月以上経過している
- SEOで目標順位より低い
- 更新情報が古くなっている
上記の3点ですね。
通常、記事は公開してから2〜3ヶ月ほどで検索順位が落ち着いてくるので、2ヶ月が経過している記事がリライトの対象となってきます。
リライトの目的は、「目標の検索順位との差分を埋めること」ですので、現在順位をしっかりと計測しておくことも重要です。
おすすめの検索順位チェックツールは、Rank Trackerです。
詳しくは、こちらの記事をチェックしてみてください。
>> Rank Trackerの使い方・料金を解説【SEO対策ツール】
また、更新情報が古くなっている場合は、最新の情報にアップデートしておくことも重要です。
例えば、下記は「ブログを100記事書いたらいくら稼げるの?」という記事なんですが、100本以降の情報も更新することで記事の信頼性もUPしていきます。
このように、ユーザーが求めている情報はリライト時に、追記修正していきましょう。
ちなみに、具体的なリライトの方法については、【SEO効果】ブログをリライトする具体的なステップ3つと注意点2つ【実例つき】にて解説しています。
以上が、ブログのアクセス数を増やすための方法7つでした。
ちなみに、SEO対策がされているWordPressテーマを選ぶことも重要なポイントです。
SEO対策済のおすすめWordPressテーマは、下記の記事にてご紹介しているのでチェックしてみてください。
ブログのアクセス数よりPV単価を気にすべき話
アクセス数を増やす目的がブログ収入をアップさせることなら、PV単価にこだわりましょう。
アクセスよりPV単価を気にすべき理由
収益性を気にせずアクセスを集めても、収入はアップしないからですね。
例えば、下記の2つのブログを比較してみましょう。
✔︎ Aさんのパターン
・アクセス数:100万PV
・PV単価:0.05円
・収益:月5万円
✔︎ Bさんのパターン
・アクセス数:10万PV
・PV単価:1円
・収益:月10万円
上記のような場合、Bさんの方が収益は高いですよね。
PV単価が高いブログであれば、ブログのアクセス数を大きく増やそうとしなくても、しっかりと収益を得ることができます。
収益性を高めるには収益記事を制作せよ
PV単価をあげるには、収益記事が必要です。
なぜなら、ブログ収入は「パレートの法則」に当てはまることが多いからですね。
パレートの法則
イタリアの経済学者ヴィルフレド・パレートが発見した冪乗則。経済において、全体の数値の大部分は、全体を構成するうちの一部の要素が生み出しているという理論。80:20の法則、ばらつきの法則とも呼ばれる。
出典:Wikipedia
簡単に言えば、ブログ収入の8割は、2割の記事が生み出しているということです。
上記のようなイメージをすると、分かりやすいと思います。
具体的に、どんな記事が収益記事なのかと言えば下記です。
- Doクエリの記事
- ランキング記事
- レビュー記事
ブログは読者が行動を起こすタイミングで収益発生するので、Doクエリは収益記事になりやすいですね。
他にも、「おすすめの転職サイトTOP5」みたいなランキング記事や、「ウォーターサーバーを実際に契約して1年使ってみた体験談」みたいなレビュー記事も、収益性の高い記事といえます。
収益記事は、読者が行動を起こす直前に読んでおきたい記事であることが多いので、上記の数点を意識して書いてみましょう。
>> ブログで広告収入を稼ぐ具体的な手順5つ【月300万円の筆者が解説】
実際、当ブログも今までに150本以上の記事を公開していますが、収益の大半を生み出しているのは15本前後ですね。
アドセンスよりアフィリエイトで攻めるべき
よく、ブログ収入=アドセンスと思われがちですが、ブログ収入をアップさせたいならアフィリエイトで収益かすべきです。
理由としては、単価が高いのでアクセス数が少なくても稼ぐことができるからですね。
例えば、下記のような単価の案件があります。
- 動画配信サービス:1,000円ほど
- オンライン英会話:1,500円ほど
- ホットヨガスタジオ:2,500円ほど
- ウォーターサーバー:10,000円ほど
- プログラミングスクール:10,000円ほど
※ASPに無料登録しておけば、上記のような案件を簡単に探すことができます。
極端な話、プログラミングスクールを5件売れば月5万円になるわけです。
なので、アドセンスよりアフィリエイトで攻めるのがおすすめです。
ブログのアクセス数に関するよくある質問3つ
最後に、ブログのアクセス数を増やす上で、よくある質問3つに回答していきます。
その①:ブログのアクセス数はいつ伸びるの?
その②:ブログのアクセス数の目安や平均は?
その③:ブログのアクセス数をチェックする方法は?
1つずつ解説します。
その①:ブログのアクセス数はいつ伸びるの?
大体、記事公開してから3ヶ月くらいですね。
理由としては、記事の検索順位が安定してくるため、しっかりと狙ったキーワードで上位を取ることができているのならアクセスが少しずつ増えはじめます。
例えば、当ブログの場合は下記のようにアクセスが伸びました。
特に、最初の数ヶ月はブログのドメインパワー自体も低いので、なかなか検索上位を取ることができず、アクセス数も増えなくて悩む人が多いです。
しかし、本記事でご紹介した7つを意識しながら記事を書いていけば、どこかのタイミングでアクセス数が増えはじめるのでコツコツと継続するのが一番重要かと思います。
その②:ブログのアクセス数の目安や平均は?
人によって変わりますが、月3万PVくらいが1つの目安になるかと思います。
- 月3万PV以下:アクセス数を増やすことに注力すべき
- 月3万PV以上:セールスライティングにも挑戦すべき
これは僕の肌感ですが、月3万PV以下だとマネタイズすることが結構難しい気がしており、まずは月3万PVを超えてからマネタイズに注力しても遅くないからですね。
詳しくは、10倍売るためのセールスライティングのコツ5つ【チェックリスト付き】にて解説しているのですが、PV単価をあげるために必要なスキルなので身につけておいて損はありません。
また、初心者のブログ目標の目安としては、「ブログを半年続けて100記事・月1万PV・月1万円」あたりを目標にがんばるのがおすすめです。
正直、結構ハードルの高い目標なのですが、1日300PVを集めると考えると少しイメージがつくはずです。しっかり記事数を積み上げていきましょう。
その③:ブログのアクセス数をチェックする方法は?
Googleアナリティクスというツールを使います。
Google公式のアクセス解析ツールでして、無料で利用することができる必須ツールですね。
- ユーザー数
- ページビュー数
- ページの離脱率
- ページの直帰率
- ページの滞在時間
- リアルタイムの閲覧数
上記のような項目で、ブログのアクセス解析を行うことができます。
まだ導入していないという方は、WordPressでグーグルアナリティクスを設定する手順【アクセス解析ツール】をみながらブログと紐づけてみましょう。
まとめ:収益性を意識しつつアクセス数を伸ばそう!
今回は、ブログのアクセス数を増やす方法についてご紹介しました。
- キーワードを選定する
- 見出し階層を意識する
- 記事の独自性を高める
- タイトルクリック率を上げる
- 内部リンクで回遊率を上げる
- 関連コンテンツを作成する
- 過去記事はリライトで質を高める
上記の7つですね。
無闇にブログのアクセス数を増やすのではなく、PV単価や記事の収益性にも注目しながら記事を書いていきましょう。
記事ライティングの方法について詳しく知りたい方は、下記が参考になります。
>> SEOで検索上位を取るための記事ライティング【設計で8割が決まる】
今回は以上です。