
ブログのタイトルを決めるコツって何ですか?いろんなブログを参考に、タイトルを決めてるのですが、なかなかうまくいきません。。。
こんな疑問を解決します。
・タイトルにこだわるべき理由
・タイトルを決めるコツ7つ
・パターン別のタイトル例20個

この記事を書いている僕はブログ歴6年です。副業でブログを始めて1年で月100万円を達成し、現在はブログで生計を立てています。
今回は、ブログのタイトルを決めるコツについて、SEO面とキャッチコピー面の2つの視点から、ご紹介していきます。
SEO面ではGoogleから評価されやすいタイトルの決め方を、キャッチコピー面では読者からクリックされやすいタイトルの決め方を解説します。
記事の後半では、5つのパターンごとに合計20個のタイトル例をご紹介しているので、記事作成の際にご活用ください。
ブログ初心者の方でも、SEOとクリック率の両方をアップさせることが可能です。
それでは、早速いきましょう。
ブログ記事のタイトルにこだわるべき理由

タイトルを工夫すべき理由と、先に知っておくべき前提知識を解説します。
ブログのクリック率(CTR)が上がるから
ズバリ、「CTR向上」がタイトル工夫の理由です。
CTRとは、Click Through Rateの略で、日本語に訳すと「クリック率」となります。
例えば、2010年創業のデジタルマーケティング会社Smart Insightsが発表しているデータによると、2024年の平均CTRは以下のとおりです。
◼️2024年の平均CTR
出典:2024 comparison of Google organic clickthrough rates (SEO CTR) by ranking position
1位 :39.8%
2位 :18.7%
3位 : 10.2%
4位 : 7.2%
5位 : 5.1%
6位 : 4.4%
7位 : 3.0%
8位 : 2.1%
9位 : 1.6%
10位: 1.9%
このCTRに大きな影響を与えるのが、タイトルということです。
タイトルには、2つの側面があります。
具体的には、
- SEO:狙ったキーワードで上位を取るためのタイトル決め
- キャッチコピー:クリック率を高めるためのタイトル決め
の2つの側面ですね。
SEOにおけるタイトルの役割は、検索結果で上位に表示するのを促すことです。
だからこそ、キーワードを入れたり、30字前後にまとめたりします。
一方、キャッチコピーにおけるタイトルの役割は、先ほどご紹介したCTR向上です。
数字を使って読者の気を引くタイトルなどは分かりやすいですよね。
この2つの側面を理解しておくことで、迷子にならなくて済みます。
ブログ記事のタイトルでクリック率が変わった実体験
では、実際にタイトルによってどのくらい、CTRに変化があるのでしょうか?
当ブログのサーチコンソールのデータを公開しつつ、実体験をご紹介します。
クリック率が低かったタイトルがこちら。
※現在の検索順位とは異なる場合があります。
狙ったキーワード:「タイガーモブ 費用」
該当記事はこちら。海外インターンの斡旋エージェントに関する記事ですね。
>> 【世界35ヵ国250件】タイガーモブの評判・費用を徹底解説【5,000円還元あり】
ちょっとゴリ押ししすぎなタイトルです。
ベネフィットの訴求も弱く、機能的な説明になっています。
続いては、クリック率が高かった事例です。
※現在の検索順位とは異なる場合があります。
狙ったキーワード:「リモートワーク ガジェット」
該当記事はこちら。リモートワークでおすすめのガジェットに関する記事です。
>> リモートワークを快適に楽しむための3つのおすすめガジェットを紹介
※(追記:2022/01/07)上記の記事は削除いたしました。
記事内容が一眼でわかり、誰が読むべきかも想像できるタイトルです。
もちろん、キーワードの種類によって、CTRは変化するので一概には言えませんが、この事例を通してイメージしてもらえたらOKです。
ブログ記事のタイトルを決めるコツ7つ

SEO面でブログのタイトルを決めるコツをご紹介します。
コツ①:記事の内容をわかりやすく示す
1つ目は、記事の内容をわかりやすく示すこと。
内容を端的に示すということは、SEOキーワードを含み、記事を要約したタイトルになるため、検索エンジンからも評価されやすいのです。
例えば、リモートワークでおすすめのガジェットを紹介したいなら、「リモートワークを快適に楽しむための3つのおすすめガジェットを紹介」とかですね。
記事の内容を分かりやすく示しましょう。
コツ②:タイトルは30文字前後におさめる
2つ目は、タイトルは30文字前後におさめること。
SEOを意識した、ブログタイトルの付け方になります。
そのため、ブログのタイトルも30文字ほどに押さえておきましょう。
先ほどの、「リモートワークを快適に楽しむための3つのおすすめガジェットを紹介」は32字なのですが、検索結果では下記のようになります。
こんな感じですね。
タイトルは、30文字前後におさめましょう。
モバイル版でも上記のように32文字まではギリギリ表示されています。
コツ③:ターゲット・レベル感を伝える
3つ目は、ターゲット・レベル感を伝えることです。
例えば、下記のような文言を、タイトルの中に含めてみましょう。
・デザイナー必見!
・海外旅行前にチェック!
・ぽっこりお腹が気になるあなたへ
・SEO中級者向け
・初心者でも簡単
・月1万円を目指す
上記のように伝えることで、読み手を選別することができます。
「あれ、この記事は自分に向けて書かれてるかも!」と思った人が、記事をクリックしますよね。
コツ④:具体的な数字を入れる
4つ目は、具体的な数字を入れることです。
数字を入れることで、続きが気になったり、常識とのGAPが気になったりします。
・たった1記事で17万人に読まれる文章術
・ブログで月5万円を稼ぐためのステップ5つ
・1週間で-3.7kg!本当は教えたくないダイエット方法
数字を効果的に使うことで、思わず読者がクリックしてしまうタイトルをつけましょう。
コツ⑤:機能よりもベネフィットを訴求する
5つ目は、機能よりもベネフィットを訴求することです。
言葉の定義を整理しておくと、
- 機能:商品の機能のこと
- ベネフィット:商品の効能のこと
という風に違いがあります。
具体的として、『セールスライティング・ハンドブック』の内容がわかりやすいので、一部抜粋します。
HBの鉛筆を、機能とベネフィット両面から説明したものです。
◆:機能
◯:ベネフィット
===============◆:12本入り。
◯:一度買えば1ヶ月もつ。
◆:鉛筆の軸は六角形。
◯:机から転がり落ちない。
◆:芯はグラファイトで、軸は木製。
◯:芯が丸くなってきたら、必要に応じて芯を削り、再びシャープな字が書ける。
出典:『セールスライティング・ハンドブック』
タイトルに応用するなら、「1ヶ月で細マッチョになり、モテまくる最強ダイエット方法」みたいな感じで、ベネフィットをガンガン押していくみたいな感じでも使えます。
コツ⑥:失敗を嫌がる読者の心理に訴える
6つ目は、失敗を嫌がる読者の心理に訴えることです。
人間は成功するよりも、失敗したくない損したくない、という欲求が強い生き物であると言われています。
そこで、この特徴を活かして、下記のようなコピーはクリック率を向上させます。
・知らなきゃ損
・絶対失敗しない
・◯◯に要注意!絶対にやってはいけない◯◯
こんな感じですね。
読者が失敗しないよう記事の中でしっかりサポートしてあげることで、タイトルを見た期待値を満たしてあげられるはずです。
コツ⑦:誇大広告のような、やりすぎタイトルは避ける
7つ目は、誇大広告のような、やりすぎタイトルは避けること。
キャッチコピーと聞くと、「読者の興味を煽るために嘘をついても大丈夫だよね?」と思う方がいるかもですが、やりすぎタイトルや嘘はNGです。
なぜなら、ブログタイトルの改善は、CTR向上を目的としますが、その先には「コンバージョン」や「ブランド価値の向上」など最終目的があります。
煽りタイトルでCTRを爆上げしても、記事内容で失望されると最終目的が達成できません。
誇大広告のような、やりすぎタイトルは避けましょう。
ブログ記事のタイトル例を5パターンから解説

ここでは、ブログ記事の具体的なタイトル例を5つのパターンからご紹介していきます。
①:ターゲット・レベル感を伝えるパターン
②:具体的な数字を盛り込むパターン
③:失敗回避を訴求するパターン
④:筆者の経歴を押し出すパターン
⑤:ベネフィットを訴求するパターン
①:ターゲット・レベル感を伝えるパターン
読者がタイトルを一目見たときに「この記事は自分のためのものだ!」と感じてもらうことは非常に重要です。
なぜなら、自分に関係ない情報だと判断されると、記事が読まれる可能性は格段に下がってしまうからです。
そこで有効なのが、ターゲットや読者のレベル感を明確にタイトルで示す方法です。
- 【ブログ初心者必見】WordPressで月5万円稼ぐための最初のステップ総まとめ
- 【未経験からWebデザイナーへ】30代でも安心!HTML/CSS基礎講座
- 【NISA完全初心者向け】新NISAの始め方と失敗しないための運用戦略
- 【子育てママ応援】スキマ時間で月3万円!在宅でできる副業ブログ入門
例えば、上記のように「ブログ初心者向け」「Webデザイン経験者向け」「30代からのキャリアチェンジ」のように、誰に読んでほしいのかを具体的に記載します。
読者は記事の内容が自分の知識レベルや状況に合っているかを瞬時に判断でき、安心して記事を読み進めることができます。
ブログのペルソナ設定については、ブログでペルソナを作る方法を解説【詳細設定は不要】にて詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
②:具体的な数字を盛り込むパターン
タイトルに具体的な数字を入れることは、読者の興味を強く引くテクニックの一つです。
数字は客観的で分かりやすく、記事の内容の具体性や信頼性を高める効果があります。
「たくさんの方法」と書くよりも「7つの方法」と書いた方が、読者は内容をイメージしやすくなりますよね。
- ブログアクセス数が3倍に!僕が実践したSEOキーワード選定5つの秘訣
- 【たった3ヶ月で達成!】TOEICスコアを200点アップさせた勉強法7選
- 毎日5分!リモートワークの生産性を格段に上げるための10個の習慣
- 【2025年最新版】買ってよかった時短家電!家事効率を劇的に改善する家電ベスト5
例えば、上記のような「〇〇する3つのコツ」「厳選!おすすめ〇〇10選」「たった5分でできる〇〇」といった形です。
読者は記事を読むことでどれくらいの情報を得られるのか、あるいはどれくらいの時間で実践できるのかを具体的に把握できます。
僕もブログ記事を書く際には、具体的な数値を意識的に入れるようにしています。特にランキング記事やステップ形式で解説する記事との相性が抜群です。
数字を効果的に使うことで、読者の注意を引きつけ、記事への期待感を高めることができます。
③:失敗回避を訴求するパターン
多くの人は、「何かを得る喜び」よりも「何かを失う恐怖」に強く反応する傾向があります。
これは行動経済学でいう「プロスペクト理論」みたいなものですね。
この心理を応用し、「失敗したくない」「損をしたくない」という読者の気持ちに寄り添うタイトルも非常に効果的です。
- 【ブログ初心者注意】やってはいけない記事構成5つのNG例と改善策
- 新NISAで大損!?初心者がハマりがちな投資の落とし穴3選
- 【転職で後悔しないために】30代が企業選びで絶対に見るべきポイント7つ
- その賃貸契約、大丈夫?引越し前に確認しないと損する重要項目5つ
例えば、上記のような「〇〇で絶対にやってはいけないNG行動」「後悔する前に知っておきたい〇〇の罠」「知らないと損する!〇〇の落とし穴」といった表現を使います。
読者は「この記事を読まないとまずいかもしれない」と感じ、思わずクリックしてしまいます。
特に、専門的な知識が必要なジャンルや、金銭的な損失に繋がりかねないテーマで有効です。
読者の不安を煽るのではなく、あくまで「あなたの失敗を未然に防ぎたい」というスタンスで情報提供することが大切です。
④:筆者の経歴を押し出すパターン
情報が溢れる現代において、読者は「誰が言っているのか」を非常に重視します。
記事の信頼性や権威性を高めるために、筆者の実績や専門性、経験をタイトルでアピールするのは有効な手段です。
僕自身も、「Tsuzuki Blog運営」「月収300万円達成」といった経験をプロフィールや記事内で示すことで、読者に安心して情報を受け取ってもらえるよう工夫しています。
- 【月収380万ブロガーTsuzukiが解説】アフィリエイトで稼ぎ続けるための思考法
- 元IT企業Webマーケターが明かす!2025年最新SEOトレンドと対策
- 【ブログ歴6年の僕が語る】WordPressテーマ有料版を選ぶべき本当の理由
- 海外移住歴5年の僕がおすすめ!本当に役立った英会話フレーズ集
例えば、上記のように「月収100万円ブロガーが教える」「元〇〇のプロが実践する」「〇〇歴10年の専門家が明かす秘訣」のように、具体的な肩書きや実績をタイトルに含めます。
これにより、読者は「この分野の専門家が書いた記事なら信頼できる」「実績のある人のノウハウを知りたい」と感じ、記事を読んでくれる可能性が高まります。
あなたの経験や実績が、読者にとって価値ある情報となるのです。
ただし、経歴を誇張したり嘘をついたりするのは絶対にNGです。正直かつ具体的に、あなたの強みを伝えましょう。
⑤:ベネフィットを訴求するパターン
読者は常に「この記事を読むことで、自分にどんな良いことがあるのか?」を知りたがっています。
記事を読むことで読者が得られる具体的なメリット、つまり「ベネフィット」をタイトルで明確に提示することが重要です。
単に機能や情報を伝えるだけでなく、それが読者の生活や悩みをどう良くするのかを示すのです。
- ブログで会社員の給料超え!場所と時間に縛られない自由な働き方を実現する方法
- もう人間関係で悩まない!コミュニケーション能力を劇的に高める会話術
- 【読書嫌いでも大丈夫】スキマ時間で知識が身につく効率的なインプット術
- あなたの文章が劇的に変わる!読者の心を掴むライティングテクニック5選
例えば、上記のように「〇〇できるようになる」「〇〇の悩みが解決する」「〇〇が手に入る」といった、読者の欲求や願望に直接訴えかける言葉を選びます。
「この記事を読めば、こんな未来が待っている」と具体的にイメージさせることで、読者の読む動機を格段に高めることができます。
ブログ記事の書き方全般については、【失敗しない】ブログ記事の書き方を初心者向けにわかりやすく解説のページでも触れていますが、ベネフィットの提示は特に重要です。
読者が記事を読み終えた後に得られる理想の状態を、タイトルで魅力的に伝えましょう。
まとめ:魅力的なタイトルで読者に読んでもらおう!

今回は、ブログタイトルの決め方のコツをご紹介してきました。
タイトルには、SEOとキャッチコピーの両面の意味があることを理解して、適切なタイトル付けを行っていきましょう。
タイトル決めと関連して、キーワード選定の方法、記事構成の作り方の記事を下記にご紹介しておきます。
◆ SEOキーワードを狙う方法
>> SEOキーワード選定のやり方を初心者向けに解説【おすすめツール】
◆ 記事構成の作り方